銚子・角巳之・三代目

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佐野市へ!

2010年03月31日 | 諸国漫遊紀

009 先週末、厄年のオヤジ3人で栃木県佐野市・佐野厄除け大師に行って参りました....。いつもの、波・佐・木グループの3人であります。何故、佐野?と言うことでありますが、お前が一番厄が強そうだ...と波、木両君からの忠告でありまして、私の苗字が佐野なので....という安易な発想....。佐野市訪問は初めてのこと。銚子から車で約3時間半....。往復7時間。私は後部座席で居眠りしていただけでありますが......。仲間は有難いものです。感謝、感謝....。人口13万人くらいの町なんだそうですが、市街地ではあまり人を見かけない....。郊外に行くと、大型のショッピングセンター、道の駅に、有名なアウトレット.....。全国みなこんな感じなんでしょうかね。佐野厄除け大師、TV等で有名なので巨大な寺院なのか?と思っておりましたが、思ったより簡素でビックリ。紋章が三つ葉葵で、ご本尊が不動様....。これまた意外でありましたが、護摩の炎で厄除けを済ませ、有名な佐野ラーメンを食べて銚子へ....。前日はちょっと疲れすぎていて、近場にしようか?と弱気になっておりましたが、やはり初心貫徹....。行ってよかった...と思っております。一人だったら、近場どころか、行くの止めようか....となったはず。やはり仲間の存在は大きいです。


下総神崎へ!

2010年03月30日 | 千葉再発見

012 011 先日、下総神崎にて、いつもの蔵祭りへ....。銚子に戻ってから毎年ですから、今年で5年になりますか...。今年はちょっと(かなり)趣きが変わっておりました。いつもは伝統ある酒蔵さん単独イベントのような形でしたが、本年は地域をあげて....。人口8000人の町に3万5000人の来場者があったようです。とにかく人・人・人....。下総神崎は成田近郊の小さな町ですが、地域が一丸となって“発酵のまち。神崎”をアピール.....。主催者の方々に聞くと、これまた、ここまで来るのに10数年....。はじめは小さな一歩から....。何事も小さな、小さな一歩が....と言うことでしょう。小さな一歩をみんなで育てる....。地域のみなさんの誇らしげな顔...忘れられません。


大阪へ!

2010年03月29日 | 諸国漫遊紀

034020 年度末を迎え、ブログの更新も滞りがち....。毎度の事ながら申し訳ありません。最近いつもこんな書き出しのような気がしますが....。で、慌しい年度末の間隙を縫って、大阪に行って参りました。銚子を午前10時に出発し、夕方大阪着。近隣のスーパーマーケット見学などしながら夕食、即就寝....。翌朝は午前3時から、大阪中央卸売市場に赴きました。全国各地から圧倒的な物量....。銚子の物産も.....。さすが天下の台所・大阪であります。最近はスーパーマーケット中心の流通に様変わりし、セリも形だけになっているようでありますが、やはり市場。価格形成や商品の集荷機能など重要な役割を担っております。大阪には今まで何度も赴いておりますが、銚子に戻ってからは初めて。しかも中央卸売市場も初の訪問でありました。これまた思うところが多かった一日....。お世話になった方々、有難うございました。


沼津へ③

2010年03月23日 | 諸国漫遊紀

063 平成20年4月1日現在、日本全国に漁港は2921ケ所。それらは第1種(地元流通)、第2種(広域流通)、第3種(全国流通)、第4種(離島など)、特定第3種(最重要)に区分され、水産業の振興・日本の食糧流通にとって最も重要であるとされる特定第3種漁港は全国に13ケ所(八戸、塩釜、気仙沼、銚子、焼津、境港、福岡など)存在しております。その13ケ所の水揚げ合計は全国の総水揚高に対して半分近くになっているんじゃないかと思います。要するに、その13港については、例えば銚子港は銚子にあるけれど、銚子のためだけにあるのではなく、日本の水産業、翻っては食糧政策に極めて重要であるということだろうと思います。沼津に行って、魚市場と水揚港の違いが良くわかったような気がしております。どちらがどうのと言うことではなく、役割の違い....。使い勝手から言えば、シケです何もありません....より、陸送でもなんでも集めてきますよ....の方が良いのでしょうが、やはり長い年月を掛けて培ってきた役割にはそれなりの理由がある。それもわかって参りました....。明後日より今度は大阪に赴きます。日本一の取扱高を誇る魚市場にて、日本一の水揚港としての役割を再確認して来ようと思っております。年度末を控え、相変わらずバタバタと飛び回り、ブログの更新も怠りがち....。毎度の事ながら誠に申し訳ありません。写真は魚市場とは全く関係ありませんが、沼津からの帰途、御殿場を通過中のバス(車内)から富士山を。ちょっと雲がありましたが、それでも威風堂々の姿でありました。


沼津へ②

2010年03月11日 | 諸国漫遊紀

026 027 銚子を土曜日の午後2時に出発し、午後6時前には沼津に到着。有名な魚市場食堂で食事して、翌日集合は午前3時....。ただし日曜日で水揚げは無く、セリは午前5時からだよ~。と言うことで午前5時に沼津魚市場集合に変更。銚子の姿を見慣れているからでしょうか? 何だこれ....。という新鮮な驚きの連続でありました。すべての魚が氷詰め。床に直置きなど皆無....。キンメだ、何だと探していたらヤリイカが....。沼津でもヤリイカが揚がるんですか~。と素人質問したら、これ銚子産....。土曜の午後に銚子で水揚げされたヤリイカが翌日早朝には沼津の魚市場に並んでいる....どういうことだ?....と。沼津魚市場の多くは水揚げではなく、全国各地から集まってくる“陸送モノ” 故に魚種も量も多く、これが魚市場か~とこれまた素人のような驚き。これに比べれば、銚子港は魚市場というより、水揚げ港....。どちらがどうのということではなく、産地としての機能の違いなんでしょう。銚子のヤリイカが沼津にあることに素人の域をいまだ脱していない私などは若干の違和感を覚えましたが、それでも銚子産のヤリイカが非常に高い評価であることを聞くと、何故か嬉しくもあり....。でもちょっと複雑ですかね....。水産物の広域流通....。銚子という特定第三種港(詳細は後日)の機能の一端を見た思いであります。続きは次回に。


沼津へ①

2010年03月05日 | 諸国漫遊紀

003 016 先週末、銚子漁協はじめ総勢25名にて静岡県沼津市・沼津魚市場を訪問する機会を得ました。最先端漁港の視察ということだったのですが、まさに百聞は一見にしかず....。魚市場?否、これはまさに衛生管理の徹底された最新鋭食品工場だ.....。かなりの衝撃でありました。産地にどっぷり浸かっていると、ややもすれば、食べる側の都合を無視して、産地の都合、販売の都合で物事を考えがちですが、食べる側の食卓、お皿に乗った料理から逆発想すると、牛肉なんかは生きた牛の耳に付けられた番号がスーパー等で販売されるパックにまで付番され、番号を照会すれば誰でも、どこでもその牛肉の履歴が分かる....。野菜もポジティブ・リスト制が導入され、使用した農薬等の開示義務が生じている。生で食べる機会の多い水産物だけが何もしなくていいのよ~。水産は文化だからね~と言えたのはすでに昔の話。水産物も....、という議論が各地で再燃していることは知っておりました。また特に都市部において、履歴や漁獲方法、魚市場の衛生管理を気にされるお客様が多くなっていることこれまた感覚的に多くなっていると感じておりました。それに対応する、あるいは対応しようという姿勢、気概を見せる産地はあるんだろうか?....と言うことだったのですが、目の前に見せ付けられ、参加者一同、本当に衝撃でありました。食の安全安心。という言葉が、あたかも四文字熟語のように語られておりますが、元来、安全と安心は全く違う世界の話。安全が理化学的な根拠を伴った数字の世界であるのに対して、安心は心の問題。この産地は普段からそういう姿勢を貫いているから..とか、販売者に対する個人的な信頼とか、要するに一朝一夕では獲得しえない世界。現在その必要が無かったとしても、将来を見据えて先手を打つ....。その時が来たら対応すればいいや....では、全く対応が出来ない領域であります。規模の大小、伝統の有無に関わらず、消費者の信頼を勝ち得た産地のみが生き残る....。そのために....。この容赦ない自然淘汰の波は確実に押し寄せており、悠長なことを言っている場合ではないな.....と。続きは次回に。