銚子・角巳之・三代目

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フリー!⑤

2010年06月17日 | 日記・エッセイ・コラム

027  また長らく更新をサボっておりました。先週末は既報の通り、諸先輩方のお導きによって、真言宗の総本山、高野山(和歌山県)金剛峰寺に行って参りました。どこでもカメラ片手にパシャ、パシャとやっている私でありますが、あの霊山に入場後はカメラのことなどすっかり忘れ...(撮影禁止のところも多いですが)。奥の院はじめ、別格の雰囲気でありました。今後、毎年少なくとも一回は訪れることになるだろうな...という予感が致します。ご縁頂きました皆様方、有難うございました。その他、先週末は旭・萬歳米の田んぼにて“田んぼの生き物調査”その他、行事盛りだくさん....。いずれ掲載させて頂きます。さてさて、フリーについて。今回で一区切りしようと思ってますが、そんな折、地元(銚子)のコンビににて“千葉美少女図鑑”見つけました。もちろん“フリー(無料)”であります。これまた別格の雰囲気....。今までは“有料”と“フリー(無料)”の対立軸で語られていた事柄が、今度は“フリー(無料)”と“フリー(無料)”の比較になっているようであります。むろん、フリーの提供者は“対立軸”“比較”などという概念で物事を捉えておらず、地域内のあるもの探しを行って、全く新たな展開軸なり、生活提案を行っているのではないでしょうか。そしてそれらの”支持者”がかなり増えている....。そしてその周囲に新たな“市場”が形成されつつある...。知人の美容師さんが言ってましたが、シャンプー無料、カット無料のクーポン券の羅列ではなく、美少女図鑑のような切り口で取り上げられると、物凄い臨場感があって、プロ根性に火が付くんだとか....。地域再発見の糸口もかなり....。今回は犬吠埼、私の地元の銚子電鉄・本銚子(もとちょうし)駅もロケ場所になってました。本銚子....。あの場所ですか...、私にとっては心の原風景の一つですが(バックナンバー参照)...。この美少女図鑑について地元の高校生や大学生に話を聞きましたが、やはり世代でしょうか、“フリー”に関する認識が我々40代とは明らかに違ってきている....。タダより高いものはないんですよ....。と、得意満面に語るのはすでにおっさんの証なんでしょう。それにしても良く出来た本であります。私などが“良く”などと、おこがましい話ですが、これが“フリー”の真髄の一つであろうと、すっかり硬くなってしまった自らの頭を揉みほぐしているところであります.....。


行脚....。

2010年06月08日 | 日記・エッセイ・コラム

022 本日からしばらく行脚(あんぎゃ)の旅に出ております。東京を中心に銚子と目的地を行ったり来たり....であります。今週末には萬歳米の田んぼにて、生き物調査が行われたり、行事が沢山あるのですが、やんごとなき事情ゆえ残念ながらすべてに参加することは出来ません....。フリー...の続きや、行事の報告(仲間が参加しますので)、行脚の詳細などは来週掲載いたします。毎度の事ながら途切れ途切れの記事や連載....。何卒ご容赦下さい。


ちょっと休憩で...。

2010年06月07日 | インポート

013 同じ話題が続いておりますのでちょっと休憩で....。件(くだん)のウーパー君.....。可愛い顔に似合わず、その凶暴性をいかんなく発揮しているようです。あるものは腕をもがれ、またあるものは足をかじられて....。腹が減っての共食いか、あるいはたんに攻撃性が強いのか.....。とにかく食べる。食べる。故に大きくなる....。現在5cmくらいですが、20cmくらいまで成長するようです。オーナーもビビッてました。20cmくらいに成長したやつらが、狭い水槽の中で戦い続ける....。水槽から飛び出して人間に襲い掛かりはしないか....と。いろいろ調べてみましたが、オーナーの心配は杞憂に終わりそうです....。このウーパー君、故郷はメキシコで、正式名称をメキシコ・サラマンダー(サンショウウオ)と言うそうです。また学術名は“アホ・ロートル”....。アホ?ロートル?....。可愛そうじゃねえか?....考えすぎでしょうか....。すでに某鮮魚店さんを皮切りに、銚子市内5ケ所へ里子に出されました。里子に出され、たった1日で、仲間をすべて殺戮してしまったヤツもいるようで....。オーナーの手元にまだ100尾くらいいるようです。①最後まで愛情と責任を持って育てる、②食べない(人間様がウーパー君をと言う意味です)、③飼いきれないからと言って絶対に河川放流などしない....。これら条件を守って頂ける方にはまだお譲りすることが出来るそうですので....。


フリー!④

2010年06月06日 | 日記・エッセイ・コラム

009 “フリー”ペーパーは広告主の広告料によって賄われ、その広告料とは企業が生み出す利益から捻出されている...。その利益の源泉は結局のところ消費者の支払う商品代金に何らかの形で組み込まれている....。と私は認識しております。知人に自称フリーペーパーマニアなる人がいて、発刊されるフリーペーパーを片っ端から集めてきては批評なぞしている訳です。何度か付き合わされましたが、どれも同じだろうと思っていた私の感覚は見事に間違いであることに気付きました。やはり老舗と呼ばれているところは実に良く取材されているし、裏付けを伴った記事、考えさせられる特集、新しい提案....。実に面白い。かと思えば、巷のポスターをそのまま貼り付けたもの、お買い得、お得....そんな言葉の羅列....。これはクーポン・ブックと言うんですよ....とマニアから...。デフレ下における低価格化とお得、お値打ち...これら言葉の心理的側面を狙ったトリック....。流通業者さんからもデフレ下においては、とにかく価格。価格だ....と。当然の事ながらその価格も、仕組みを伴った価格でなければ早晩破綻することは明白。低価格を武器にしたディスカウンターという業態は、特にメーカーの寡占的支配下にあったような業界で有効で、お酒なんかそうだろうと思いますが、業界のチャレンジャーとして消費者の熱狂的支持を得て行きましたが、最近は類似業態の登場や、もはや価格だけが武器にはならない。あるいは若者のお酒離れ....そんな時代背景などと相まって制度疲労を起こし始めたような気がします。実際、地域を見渡してもディスカウンターの閉店が多くなってきたような気がします....。さて“フリー”ペーパー....。たんにお得なクーポン券がたくさん詰まった“無料”の雑誌なのか、“自由な”発想で地域を見つめ、ないものねだりではなくて、あるもの探しを...なのか? マニアによれば、雑誌の厚み、特集記事の本数、スポンサーの多彩さ....いくつかの項目を見るとその違いは明白なんだそうです。書籍“フリー”の副題は、無料からお金を生み出す新戦略とありました....。長くなりそうなので続きは次回に。写真はもはや千葉県に5隻しか存在しなくなってしまった沖合い底引き船の後姿。千葉県の5隻がすべて銚子船籍であり、ヤリイカとかメヒカリなんかを獲っております。写真に見える2枚の鉄板(オッター・トロール)が海中に落ち、その先に繋がった魚網を引っ張っていく訳であります。銚子では別名“打瀬(うたせ)”とも....。


フリー!③

2010年06月03日 | 日記・エッセイ・コラム

012 最近、写真のような風景によく遭遇します。銚子第一漁港・夕刻の風景であります。地元、観光客の方々、プロあるいは私のようなアマチュアでしょうか...カメラ片手に多くの方々とお会いします。この風景を写真に撮ったからと言って、料金を請求される訳ではありません。要するにフリーであります。本当にフリーか?と言うことなんですが....。しばしば取り上げております“田んぼ”のこと....。目に鮮やかな緑(春~初夏)の風景、収穫前の黄金色....。心が洗われるようで、見ている側も何らかの“得るもの”があるわけです。でも見るだけタダ...。その風景を作っているのは生産者の方々が行っている農作業の賜物....。最近では夏の田んぼに吹く涼やかな風も田んぼとそれを管理する方々によって作り出されていることも分かって参りました...。公共経済学の世界でしばしば取り上げられるフリー・ライディング。いわゆる“タダ乗り” 誰かが一生懸命に行った行為の末にもたらされる成果をタダで持っていく....。けしからん!とか、ズルだ!とか言われますが、世の中見渡せばこういうケースかなり多いかと....。モノの値段が下がり続け、いったいどこまで下がるんだろう....と。あるメーカーの知人...。末端売価28円の商品を企画せよということで、あの~いくらで納品すれば...? となった訳であります。何とか努力を....。と言われても....。結局10円で1万個....。これだけの作業の対価が10円?合計10万円...。人件費どころか....。1万個タダで納品しますから、今後一切の取引を止めましょう...となった次第で...。どこかで埋め合わせが出来るのでれば、販促の一環として考えるかもしれないけれど、先がないと思ったら、タダにしてご縁を終わりにしたほうが結局良い結果になるだろう...と(結局ダダ納品は行われず、ご縁だけが切れましたが...)。今年大学に入学した知人のご子息。成績優秀で特待生待遇だとか。授業料無料、フリーであります。優秀な方にはタダでも来て頂きたい。学校の評判も上がるし.....。さてさて、またまた思いつくままにフリーを。要するに“フリー”の多層かつ広義の概念が本質を掴み難くしている。よって仕分けだ!...と思っている訳であります。読者の方々にとっては退屈でしょうが、最近このフリーにはまってしまいまして...。次回も続けます。 


フリー!②

2010年06月01日 | 日記・エッセイ・コラム

028 フリーペーパーにフリーのジャーナリストやアナウンサー、デューティーフリーなんてのもあるし、プロ野球選手にはフリーエージェント...まさに横文字、カタカナ文字氾濫でありますが巷には“フリー”が横溢しております。フリーには“無料”という意味もあるし“自由”という意味もある...。そういえば私もフリー....。自由と言う印象の良い意味を内包するが故に、気分やイメージに翻弄され、いわゆるマーケティング戦略の策謀にはまることもしばしば....。いかに支持を得るか?どうやって買って頂くか?にしのぎを削るマーケティングの世界において、みな知恵を振り絞っているわけでありますが、やはり横文字・カタカナの氾濫による弊害は多い....。売れない時代にどう売るか?という昨今、玉石混合の状況の中で、私は“フリーに”懐疑的でありました。結局どこかで、その“フリー”のツケを払わされているに決まっている....と。確かにそういう側面もあろうかと思います...。でも(書籍の内容をただ鵜呑みにしている訳ではありませんが)、自らの経験則と現実を鑑みるに、ああなるほど....と思うこと、かなり多くなりました。プロの歌手が有名スタジオで歌えば、観客がお金を払って歌を聴く...(当たり前)、でもアマチュアバンドが同じスタジオを使って歌を歌う。もしかすると、歌う側がお金を払って聴いていただく....。同様に東京ドームでプロ野球選手が、でもアマチュアがそこで野球すると1時間いくら?という使用料を払わなければならない...。フリーという言葉に内包される多層かつ広義の意味合いと、横文字、カタカナの氾濫で本質が見えなくなっていたようであります。最近はフリーを越えて、口座作ってくれたら、お金あげます...。なんて事も珍しくない....。いったいどういうからくりなんだ?....と言うことでありますが....。続きは次回に。面白い内容なのでこのテーマでしばらく続けます....。更新はまた気まぐれかと....。何卒ご容赦を。