銚子・角巳之・三代目

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久しぶりに参協味蕾豚

2021年04月24日 | 参協運動

昨日、口蹄疫の話題でありました...。冒頭で使用した写真は何なのか?とご指摘がありまして、
ああ、いきなりあのお手紙では前後の脈絡がわからないな...と暫し反省。あのお手紙は、参協
味蕾豚を生産する、宮崎参協グループさん(宮崎・川南)事業再開の挨拶状...。

宮崎参協グループは、あの口蹄疫の直撃を受け、グループ内で1万7,000頭もの殺処分と、
非常に痛ましい経験の後に復活され、現在ではふるさと納税の返礼品等、非常に人気の高い
ブランド豚生産集団であります。詳細はカテゴリー:参協運動のバックナンバー参照下さい。

我が子同様に育てた豚を殺処分しなければいけない。これだけでも耐え難い事なのに、埋却
場所が見つからず、その間も生まれた子ブタで豚舎が溢れかえっている...。阿鼻叫喚(あび
きょうかん)という言葉がありますが、さながらそういう地獄絵であった...と。

現場でこの姿に接した代議士は、国会の場で涙ながらに窮状を訴え、現場を知らない方々は
その代議士に汚いヤジを飛ばし、せせら笑う...。今でも忘れない風景であります。様々な経験
を経て宮崎参協グループは復活し、コロナに負けず若い後継者たちが日夜生産に励んでおります。

炭豚豚さん17周年!

2019年12月17日 | 参協運動

先週末、参協味蕾豚(さんきょうみらいとん)を生産する、宮崎参協グループさんが上京されました。
私も2日ほど行動を共にさせて頂いており、やはり〆はあそこで...。ということで、最終日の夜、
東京・笹塚、炭豚豚(たんとんとん)さん訪問して参りました。お店のオープンから17年になる
そうです。東京の激戦区で17年継続...。頭の下がる思いです。それにしても17年か.....と。
参協味蕾豚...、今でこそ、ふるさと納税やら、ネット通販やら、かなり浸透して参りまして、最近では
飲食店プロ向けの、料理王国という雑誌のコンクール(食の逸品コンクール)にて、全国100選に
選ばれるまでになっているようですが、炭豚豚さんは遡ること17年前...。まだ全くの無名であった
参協味蕾豚を都内飲食店で一番最初に採用され、その間、宮崎での口蹄疫(こうていえき)など、
非常に大変な時期もありましたが、生産者も販売店さんも、みんなで“参”加、“協”力し合いながら今日に
至っております。お店の雰囲気も相変わらず非常に暖かく、参協味蕾豚を最も美味しく味わう、
しゃぶしゃぶ...。最高でありました。最近は水餃子、豆腐まで...。これまた相性抜群であります。
参協味蕾豚が参協味蕾豚であり続けるのは、生産者はもちろん、飼料、食肉処理、配送、販売店...
そして最終的にお買い上げ頂いておりますお客様...、関係者すべての輪。まさに参協グループだな~と
改めて感じた次第です。東京・笹塚観音通り商店街突き当り...。京王線・笹塚駅から徒歩5分です...。




参協味蕾(さんきょうみらい)豚・復活!②

2011年12月08日 | 参協運動

Img_7309 Img_7313 筆舌に尽くしがたい....。文章でも、言葉でもそれが伝わらないから筆舌に...。でも、これを見よ....と。東北も同様、苦労とか、何とか、そんな言葉すべて陳腐であり無礼であります。銚子商業の校歌の一節に、犬吠埼は見よ立てり!とありますが、まさにそれ。見よ立てり!...。苦難については一切語らず、東北の方々に比べたら...ね...と。復活なった参協グループさんと、その仲間たちと、参協味蕾豚を見るに、見よ立てり...と、言われているようでありました。宮崎と銚子の深い、深い縁については何度か掲載させて頂いておりますので、ここでは省略。参協味蕾豚の凄味...。それは是非、ご自身でお確かめください。


参協味蕾(さんきょうみらい)豚・復活!①

2011年12月07日 | 参協運動

Img_7307 Img_7320 あれから1年....。参協味蕾豚・復活致しました。口蹄疫(こうていえき)の惨禍から....。先般上京の折、宮崎参協グループ(宮崎・川南)の皆さん方と合流し、復活なった参協味蕾豚のあのシャブシャブ味わって参りました....。ひいき目を排しても、以前のあの味、完全に復活しております。この1年、筆舌に尽くしがたいというのはまさにそういうことなのでしょう。農業・畜産業を中心にしている人口1万5000人の町で、畜産業にとって最も恐ろしい口蹄疫...。直接の被害もさることながら、その周囲にいる方々(飲食店とか、スーパーとか、理髪店とか....)はどうしていたんだろう...と。まさに筆舌に尽くしがたい...。風評被害の吹き荒れる中、必ず申し上げておかなければならないこと、曰く、口蹄疫は家畜にとってのみの危険であり、それはその感染力から経済的損失が甚大であるがの故であり、それを食べた人間には全く影響がない事であります。家畜と言っても豚や牛などの偶蹄類(蹄が二つに割れている種)に限定されている...。宮崎県からも完全に撲滅宣言が出されており、さあこれから復活の狼煙(のろし)....であります。続きは次回に。


炭豚豚さん5周年!

2007年12月19日 | 参協運動

Img_2285 Img_2284 何度か掲載させて頂いております、東京笹塚の炭豚豚さん。オープンから5周年だそうです。早いものです。2002年はサッカー・ワールドカップ日韓共催の年。その年の6月、私の誕生日の日に仲間が新宿職安通り(別名・コリアンストリート)の焼肉店で誕生会を開催してくれて....。その日は大雨、韓国戦の中継があって、有名な韓国料理店の大型スクリーンの前には人・人・人.....。しかも世界各国から。確か機動隊まで出動して道路封鎖していたような...。人種のるつぼ、東京新宿だな~。としみじみ思いました。その年の10月(9月でしたっけ...)に炭豚豚さんオープン。その日も確か大雨。しかも暴風雨。初日に行こうと思ってたのに、行けず...。それでもオープン初日に行った先輩がいて、やられた!と...。あれから5年ですか。この場をお借りして...5周年おめでとうございます。先般、訪問しましたが、参協味蕾豚の凄さ・美味さ再確認。お店の雰囲気、スタッフの人柄...最高。東京在住時は良くお邪魔しておりました。銚子に戻ってから、訪問できるのは年に1~2回と激減しましたが、それでも全く変わらないアットホームな雰囲気。飲食店激戦区の東京で、シッカリと根を張っておられます。参協味蕾豚のざる豚シャブに芋焼酎...、それにあの雰囲気。東京在住の皆さん、是非ご堪能下さい。


都濃(つの)ワイン

2007年07月20日 | 参協運動

Img_1257 宮崎県児湯(こゆ)郡都濃(つの)町の名産、都濃ワインのロゼです。欧州の著名なワイン評論家が、“世界で最も興奮するワイン100選”の一つに数えたと言う逸品。日本から選ばれたのはこの都濃ワインともう一つ(どこだったか忘れてしまいました...)の2ヶ所のみだそうです。都濃ワインの故郷は何度か掲載しております、参協味蕾豚の故郷と同じ場所。この地域、他にも、百年の〇独とか、ちょっと走るとマンゴーとか、ウナギとか名物が沢山あります。これらの産地の下流にマグロ延縄船の基地があって、それが銚子に....。これも何度か掲載しました。宮崎、鹿児島など私、九州の方々とはご縁が深く、いまだに交流が続いておりますが、色々な名物の誕生秘話を拝聴してから頂くとまた味わいが深くなります。ツマミは銚子の魚。これがまた合うんです。この都濃ワイン、キャンベルアーリー種というワインにはあまり使用されない種を使っているようです。そもそも宮崎で何故、ワイン?その前にブドウ?という事です。都農町付近は温暖な気候を利用して以前からブドウ栽培が盛んだったようですが、お盆を過ぎると価格が暴落するなど、様々な理由で付加価値商品の開発が求められていた...(都濃ワインHPより)、年間降雨量は山梨などブドウ産地の3倍以上、収穫期に台風、塩害...、沢山の制約条件の中、それらを克服して出来上がった都濃ワインは、単なる付加価値商品などというレベルを超えて、産地かくあるべし。のお手本だと思っております。地域を越え、世界に出て行った都濃ワイン。隠れた逸品であります。詳細は都濃ワインのHPを。


再び参協味蕾豚!

2007年07月07日 | 参協運動

Img_1219 Photo_2 炭豚豚さんにて、久しぶりに参協味蕾豚のシャブシャブを食べました。これまた出会った頃と全く変わらない美味しさ。脂の色や香り、赤味のキメ細かさ...、生産者の人柄がそのまま商品(豚肉)に出ております。この参協味蕾豚は宮崎県の尾鈴育ち。尾鈴山系の清らかな水を飲み、眼下に日向灘の絶景を見ながら育っております。周辺には有名酒蔵(焼酎)が多数存在。これだけで、この豚と焼酎が合わない訳がありません。ちょっと飛躍するかもしれませんが....、この尾鈴山系の最下流域に川南漁港があります。マグロ延縄の基地として有名なんですが、川南の漁協と参協味蕾豚の生産者はじめ上流の畜産生産者は、川の上流・下流環境対策協定を結んでいる。何度か掲載しましたが、川南の船団は銚子港を第二の母港として太平洋で操業しております。で、銚子で揚がった魚を使って作った“さつま揚げ”、炭豚豚さんでメニュー化されております。炭豚豚さんを中心として、宮崎~太平洋~銚子~東京....、という輪。...、ちょっと強引だったかと思いますが、不思議なご縁を感じております。現在、角巳之の“さつま揚げ”を販売させて頂いているのは、印旛のグリーブさんと、この炭豚豚さんのみ。銚子港で揚がった小魚を使い、石臼挽きで殆ど手作りゆえ、数に限りがあるのですが、作った本人がお客様と向き合える場があること。本当に有り難いことです。“生産者の顔が見える”、流行り言葉のようですが、同様に、生産者にとっては“お客様の顔が見える”...です。


炭豚豚(たんとんとん)

2007年07月06日 | 参協運動

Img_1214 久しぶりに母校を訪れ、練習を見学した後、かつて同じ時間を共有した同期や後輩と神保町駅へ。都営新宿線に乗って笹塚下車。伊勢丹方面に出て観音通りに入り、その突き当たり、炭豚豚(たんとんとん)へ。このお店、以前何度か掲載させて頂きました(カテゴリー:参協運動参照) 例の参協味蕾豚(さんきょうみらい)のシャブシャブと、全国各地の多彩な焼酎類&アットホームな雰囲気で人気のお店です。お店の経営者が同じく大学バスケの一つ後輩。大学時代から根性がある事は誰しも認めておりましたが、脱サラして店を始め、幾多の試練を乗り越えて、最近はすっかり軌道に乗った繁盛店。脱帽であります。訪問した時も満席でしたが、店の様子がちょっと違う。最近東京はミニバブルのような状況、バイトしてくれる人が集らないんで....。と言う事で、経営者夫妻と共同経営者の3名が慌しくお店の中を駆け回っておりました。銚子の大学生はバイトが無い。と嘆いているのに、東京では時給900円前後で人が集らないほど人手不足....。これまたトレードオフ状態。一極集中の弊害か?...なんて思いながら、店が終わってから懐かしい面々と、時間の経つのも忘れて楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当は誰にも教えたくない隠れ家的名店ですが、掲載してしまいました。東京の学生さん、バイトしてみませんか?特に地方上京組の方。東京の“我が家”のようなお店です。http://www.tantonton.com/SpaceFilis/sinmenu.html


豚シャブ

2006年11月27日 | 参協運動

100_0828_1 100_0830_2 昨日はメタボリックシンドロームで本日が豚シャブ。如何なものかと思いましたが、肉=太るは誤解ですし、食事はカロリーだけ摂取するものではない(豚肉は疲労回復・ビタミンB群の宝庫です)ので...。昨日の1000㌔カロリーはトンカツ定食・ご飯大盛りと同じくらいで、これを消費するとなると徒歩換算2万5千歩くらいに相当します。“1万歩・歩きましょう”と言う目標値が掲げられておりますが、1000㌔カロリーはその2.5倍。簡単には達成できない数字です。ただ美味しいものを美味しく食べるには自らの節制が必要なのも事実。悪いのは肉ではなくて人間です(自戒の念を込めて...)、さて、理屈はこれくらいで、本日はただ美味しいものの紹介。以前掲載しました、笹塚・炭豚豚(たんとんとん)の名物・ざる豚(とん)シャブです。全国各地に素晴らしい豚肉が沢山あり、それぞれに特徴を持っているのですが、この参協味蕾豚(さんきょうみらいとん)の特徴は、脂の溶ける温度が人間の体温36℃前後であること(口当たりが良い)、シャブシャブにした時にアクが殆どでない...等です。写真の状態で50枚くらいの肉をシャブシャブしてますが、殆どアクが出てないどころか、スープが澄んでます。そろそろ忘年会シーズン。東京近郊に在住の方は是非召し上がってみて下さい。このブログ見たと申し出ると、ビール1杯くらいサービスがある(かも?)。このお店、豚肉が主役ですが、脇を固める創作料理、お酒も非常に充実しております。角巳之の“さつま揚げ”もメニューに入ってます。


参協味蕾豚

2006年07月02日 | 参協運動

000_0053_1 ブログを始める時に、100~200回までは特定の商品や店舗名などは掲載しないようにしようと思ってました(何のブログか分からなくなってしまうと思いましたので:回数に意味は有りません。だいたい半年くらいと考えておりました)お陰さまで200回を越えましたので、そろそろ“具体的な”名称も掲載しようと思います(もちろん相手先了承済みのところだけですが...)、写真は2日前に掲載しました尾鈴山系の風景。眼下に見えるのは宮崎県児湯(こゆ)、都濃(つの)の町並みで、遠くに日向灘が見えます。まさに絶景です。この風景を見て、この空気と、水を飲んで、参協運動という地域活動を一生懸命に行っている生産者が育てたのが“参協味蕾豚”。この豚、融点(脂の溶ける温度)が非常に低く(25℃前後:体温で溶けます)、うまみ成分を示す様々なアミノ酸含有量が非常に多いのが特徴です。最近は単なる豚肉ではなく、どんなところで、どんな生産者が、どんな育て方をしたのか?写真のような環境、もっというと生産者の“生き様”まで考慮に入れて購買活動を行うお客様が徐々にではありますが増えております。やはり“食べる人”の行動が変わると、遠隔地であったり、ハンディのある地域(雪深いとか、過疎地とか)にも新しいチャンスが出てくるように思います。さて参協味蕾豚、関東では渋谷の笹塚にある“炭豚豚(たんとんとん:http://www.tantonton.com/)というお店でのみ食べる事が出来ます。本場・宮崎、鹿児島の焼酎の品揃えも豊富で、料理も大変ユニーク。お薦めです。因みにオーナーは広島出身。私の大学時代の仲間です。


参協運動②

2006年07月01日 | 参協運動

000_0054 昨日の続き、参協運動について。この詳細をご説明するには時間が掛かりますので、“参協運動”という項目を、ブログ左のカテゴリに追加しました。これから定期的に記事を入れておきます。さて参協運動ですが、みんなで“参”加、みんなで“協”力していこうという地域活動のスローガンでもあります。農業、畜産業だけでなく、尾鈴山系を源とする河川の上流にある農畜産業者と下流の水産業者が地域の環境対策で協定を結んだり、相互に協力して活動したり、地域内の奉仕活動...、など活動は盛りだくさん。写真は参協味蕾豚が飼育されている豚舎。標高500mに位置しております。ここに豚を搬出入するだけで大変な重労働。なんでこんな事を?と思ってました。北海道の知人は人の殆ど住んでいない極寒の地で牛を飼っています。これまた何で?と思ってました。これら人間が住むのに過酷な環境はウイルスその他にとっても過酷な環境。畜産生産に適する地域を探したらそうなっただけらしいのですが、ちょっと前までこういう方々は変人と呼ばれていた事でしょう。ただこういう変人(大変失礼な表現ですが・尊敬の念を込めて使ってます)の生き方に共鳴する方々が増えているのも事実です。写真の山の下流域に宮崎におけるマグロ船の基地(漁港)があります。この漁港(下流)は(上流の)参協グループなどと環境対策で連携し、その船団は太平洋を遡上し、銚子を第二の母港として操業しております。不思議なご縁です。


参協運動①

2006年06月30日 | 参協運動

000_0053 写真は宮崎県児湯郡川南町にある尾鈴(おすず)山系からの風景です。昨年の夏に撮影しました。これをいつ出そうかとこの半年ずっと考えて参りました。私は12年間、東京で畜産の担当者をしていたと申し上げました。入社から数年は米国や台湾の豚肉担当を行っておりましたが、同時に鹿児島や宮崎、東北、北海道、関東周辺....、の国産豚肉の担当もさせて頂いておりました。ここ宮崎の生産者の方々との出会いはまさに運命的と言うべきもので、退社してなお交流が続いております(昨年はこの宮崎の生産者の方々が銚子にお越しになり、生産者の宴会部長Tさんの、除夜の鐘ならぬ ~ブルースを聞きながら2006年を迎えました....)この生産者の方々が行っている事は宮崎という地域の産業を守り抜く。という事だけにあらず。この取り組みはこれからの日本の食糧・地域政策のあり方を問うものであると、誇張でも何でもなく、私は心から敬服し、在職中からいずれ銚子に戻ったらこういう全国の仲間と連携していこうと思っておりました。宮崎参協グループという生産者さんですが、彼らが作る参協味蕾豚(さんきょうみらいとん)、TV等で“幻の豚”と紹介された事もありますが、まさに幻の豚。この尾鈴山系の高台、標高500mで豚を飼っています。二日酔いでこの養豚場へ行くと気分が悪くなるほどの急傾斜、ここには何度も登りましたが、今まで人に有ったことがありません(シカやイノシシには遭遇しました)、人がいないということはそれだけ“病気”のリスクが少ないという事。病気のリスクが少ないという事は動物医薬品の投与が少なく、残留の心配が無いという事.....。続きは明日。