銚子・角巳之・三代目

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順境に耐える

2020年06月27日 | 日記・エッセイ・コラム

順境に耐える...。逆境の間違いではないですか?。知人との会話の中で...。いや順境です。誤解を恐れずに言えば、
人間は案外、逆境には耐えられるものなんですよ...。殊に今回のコロナ禍のように、みんな苦しい...。そういう時
はなおさら...。さらに逆境時には大きく道を踏み外すことは少ないけれど、順境時は要注意...。

考えても見れば、逆境時はその場を凌ぐのが精一杯で、余計なことをする余裕はない...。一発逆転を...なんて言う
方おりますが、本当に辛い時...、体が動くだろうか...と。ささやかな経験則であります。反対に順境時。何もかも
上手くいくように感じて、余計なことして墓穴を掘る...。何事もそんなものなんだろうと思います。

確か高杉晋作の言葉に、艱難辛苦は共有できても、富貴は共有できず。というものがあったと思います。艱難辛苦
(辛い、苦しい)は案外乗り越えられるものだけれど、苦労して乗り越えた先に富貴(お金・官位)が見えると、
人間は醜い争いを始めるもんさ...。俺はまっぴらごめんだね...。さっさと次の場所に向かうさ...。

維新の快男児のように颯爽と生きられる人は少なく、私を含め普通の人間はきっと富貴に執着するだろうと思い
ますが、まさに禍福はあざなえる縄の如し。逆境の後には順境が来て、むしろ怖いのは順境時...。世の中、逆境
の話が多い今だからこそ、肝に銘じるべき。過日の銚子・楽観主義者たちの主張でありました...。