銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

多幸(タコ)

2020年06月12日 | 銚子の魚

写真はタコ...。もちろん銚子港水揚げなのですが、マダコか?ミズダコか?尋ねたところ、ミズダコだとのこと...。
茨城県船籍の中型底引き船による水揚げのようでした。一般的に三陸以北はミズダコ、以南はマダコ。ミズダコ
はマダコに比べ体が大きく、少し水っぽいかな...と言われてますが...。

ミズダコは水っぽいという人もいれば、柔らかくて美味しいという人もいる。マダコは味が濃厚で美味しいと
言う人もいれば、硬くて噛み切れないという人も...。みな長所と短所がある訳ですから、どちらが云々とは言わず、
味は好み、用途によってですね...ということで...。タコは多幸(幸多く)に繋がる縁起物でもありますし...。

半夏生(はんげしょう)にはタコ...、の広告を見ました。半夏生とは季節を表す暦(24節気:立春とか夏至とか)
を補うために用いられる雑節(節分、入梅、土用など)の一つで、7月2日頃を指すのだそうです。その日に(特に
関西方面で)タコを食べる習慣があり、その広告はそれに合わせたタコの販売促進の一環だったようです。

この日(7月2日頃)は、田植えが終わってひと月あまり...。稲がタコの足のように広がって、吸盤で大地にしっかり
と定着するようにとの願いや、タコが持つ疲労回復成分を摂取して元気に...そんな意味があるようです。雑節(入梅
=イワシ、土用=ウナギ)、雑節と魚を食べる習慣、大いに関連ありそうです。この話題いずれ。