銚子・角巳之・三代目

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朝三暮四!

2020年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム

昨年の秋...、銚子(周辺)のキャベツ農家のみなさん、台風の被害甚大で、もうやってられねえよ...と言う声、
あちこちで聞きました。春先は順調だったようで、巣篭もり需要等あって、まあまあだったよ...と言う声を聞
いたと思ったら、キャベツ畑はトウモロコシ畑に変わり、もう2週間もすれば収穫か...そんな時期になってました。

海の漁獲物、畑の収穫物で季節を知る...。そんな生活も15年ほど経過しました。恐らく人間の体内には季節を
感じる探知機のようなものがあるようです。暑い、寒いという肌で感じる季節のほかに、目や心で感じる季節が
あって、秋ダメでも春があるさ...等々、目先の事に一喜一憂しなさんな...。そんな(心の)自動安定化装置...。

朝三暮四という言葉があります。中国の故事で、飼っていたサルに朝三個・夕方に四個エサを与えると言ったら
サルは怒り、それでは朝四個・夕方三個にしようと言ったら喜んだ...。貰えるエサの数は同じなのに...。から転じて
目先の違いに気を取られて、実際は同じなのに気が付かない、騙される...等々を指すものと記憶しています。

秋ダメだったけれど、春はまあまあで、夏は良さそうだな、冬はあれ試してみようか...。(農業)後継者の方々と
そんな話をしていて、一喜一憂しないということは、季節は変わっていくということを理解することと同じか。
と感じた次第です。季節の変わり目、時代の変わり目、朝三暮四の戒めとともに...。