銚子・角巳之・三代目

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シラス

2006年06月19日 | 銚子のうまいもの

100_0055 知人の漁師さんが時々シラス獲って来ます。このシラス、以前掲載しました海草やノゲノリと並んで、あまり知られていませんが銚子の隠れた名物です。普段何気にシラスと言ったり、シラウオと言ったりしていますが、この辺は正確に分けた方がいいです。ずべて別物ですから...。シラスはカタクチイワシ、マイワシ等、数種類の稚魚の総称、シラウオはニシン目シラウオ科の魚でサケやマスの仲間。シロウオというのも有りますが、これはスズキ目ハゼ科。どうでもよい事かもしれませんがやはり名前がある以上、明確に分けてあげないと可愛そうです。さてシラス、これを塩茹でして“釜揚げシラス”、釜揚げ後、天日で干したものが“チリメンジャコ”、カタクチイワシのシラスを生のまま素干しで“たたみイワシ”......。写真は水揚げ直後の姿。この状態なら軽く洗って、生のままワサビ醤油か何かで食べるのが最高です。ただ鮮度劣化が非常に早いので、生で食べられるのは産地のみかもしれません。釜揚げやジャコは非常に便利な食材で栄養の宝庫です。中でもカルシウムは牛乳の倍以上とか。釜揚げシラスは余ったらチャーハンに入れて食べてます。味付けはカツオの角煮のクズと煮汁。最近は食材を出来るだけ使い尽くす事を心がけております。余った魚や加工品(混ぜ物のない、或いは少ないもの)、煮汁ですら美味しい調味料だと思ってます。さてシラス、美味しくて栄養豊富。食材の優等生です。