銚子・角巳之・三代目

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サバの健康効果②(塩焼き)

2006年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0099_1 000_1058_1 本日は塩焼き。サバの旨みの主成分“イノシン酸”は日本人が“幸せ”を感じる味なのだそうです。食肉は食肉の良さがありますが、食肉を常食するようになって100年余り、やはり日本人のDNAには魚を食べるという事が刻まれているようです。余談ですが旨み成分はいくつかあります。サバに含まれるイノシン酸の代表的なものはカツオ節や煮干の旨み、グルタミン酸はコンブ、グアニル酸はシイタケ、コハク酸は貝類。どれも日本独特の“ダシ”の成分であります。味噌汁を飲むとホッとする。この感覚です。因みに人間が味を感じ取る“味蕾(みらい:舌の表面の器官)”の発達は3歳児がピークで、以降衰えて行くそうです。小学生くらいまでがその人間の一生の味覚を決めるリミットで、昨今の若年成人病の増加と大いに関係する事。これも“食育”の重要性が叫ばれている一因でしょう。味が分からなくなると塩分や糖分の過剰摂取に繋がってしまいますから。さてサバ焼きですが、このポイントは、①焼く1時間前に塩をふる、②“フライパン”にクッキングシートを敷き、身を下にして中火でジックリ焼く。その際、醤油を2~3滴たらすと効果的との事。昨日の味噌煮も本日の塩焼きも、3日に1回“一切れ(約100g)”で効果が期待できるそうです。国内各地に古くから伝えられる美味しいサバの食べ方があります。こういう食べ方とセットで捉えると国産にはまだまだ大きな可能性があるように思います。因みに銚子港に揚がる実に60%がサバです。昨年は12万㌧以上(漁協発表資料より)の水揚げがありました。