銚子・角巳之・三代目

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赤サバ調理例②

2006年06月16日 | 料理に挑戦

100_0086 今度は煮付け。深いところの魚の特徴を持っている訳ですから煮て美味くないハズは無い。と思いましたが、まさにその通り。実に美味かったです。強いて難を言えば、少々骨っぽいという事くらいでしょうか。この魚は天日干しにもしてみましたが、これまたとても美味しい。スタートは、珍しい魚が揚ったので今すぐ市場に来い。と、この道50年という水産加工の大先輩方からの電話でした。この大先輩は銚子の浜での師匠のお一人ですが、とにかく市場に毎日来て、見て、感じて、触って、食べろ。そう教わりましたので日々実践しております。一本の電話から輪が広がり、名前が分かって、生息場所が分かって、特徴が分かって(ウロコが非常に固い、腹が黒い...)、いろいろな料理にチャレンジして、味が分かって....深く記憶に残りました。蒲鉾はもともと豊富な前浜の魚を無駄にしないようにするための先人の知恵。とにかく実体験を通して全身で魚を知らない事には美味しい商品が出来ない。そう思っております。最近は“豊富に”は揚らないけれど、まだ価値を見出されず葬られている魚がきっといる。この魚はその典型の1つのような気がします。