銚子・角巳之・三代目

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エスカルゴ

2006年06月25日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0114 以前掲載しましたエクルビス(ザリガニ)に影響された訳では有りませんが....。梅雨の晴れ間、紫陽花の開花具合を見に行った時、写真の風景に遭遇しました。エスカルゴのグリル・ガーリックバターソース...。エクルビスがあまりにも美味かったので衝動的に、以前食べたことがあるエスカルゴを思い出しました(思い出しただけで食べておりません)日本では殆ど食べられていないものでも海外に行くと常識的に食べられていたり、海外では食べられているけれど日本では食べられていないものもある。食文化と言ってしまえばそれまでですが、この領域は非常に深いと思います。いずれご紹介をと思っておりましたが、20年くらい前にNHKで放映された“人間は何を食べてきたか?”という番組。現在はDVDになってます。何回も繰り返し見ましたが、やはり食はその地域の風土と密接に関係しており、人間がその風土で生き残るため、地域、地域で実に過酷な食文化の歴史が有ります。ワールドカップの開催されているドイツ。ここで食べられている豚肉製品は過酷なドイツの環境を生き抜くための知恵。冬場は寒くて、特定の作物を除き栽培が難しく、その過酷な冬を生き抜くための保存食としてソーセージやハムが生まれた。と、特集ではその詳細が綴られております。何故ブタを飼うか?答えは明快で食べるため。しかも“生きるため”生きる為には食べなければならず、農作物が育たない環境で生きる人々は食べるため家畜を“殺す” こう書くと残酷とかデリカシーが無いとか言われるのですが、こういう物語を知らず、ボタンを押せば食べ物が出てくるような錯覚に陥る昨今であります。