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好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

爵位を取ろうかな

2016-01-30 20:58:09 | Weblog

先日何気なくラジオを聴いていたら、《シーランド公国》という国の話が出てきた。初めて聞く名前の国に耳を傾けていると、面白かったのでその《シーランド公国》について今日は紹介する。
 場所はイギリス南東部のサフォーク州の10km沖合いに浮かぶ構造物を領土と主張する自称“国家”。バチカン市国よりも面積が小さいため、世界最小の国家を自称する。ここで自称と書いたのは2016年現在シーランド公国を国家承認している国はないからだ。
 この国がどんな経緯で誕生したかというと、イギリスは第二次世界大戦中、沿岸防衛の拠点として4つの海上要塞と多数の海上トーチカを建設した。シーランド公国が領土としているのはこの4つの海上要塞で最も北に位置するフォート・ラフスで1942年に建設されたもの。大きな柱が二本ある巨大な構造物を沈め、海上に突き出した柱の上に居住区や対空砲台などが作られていたもので、戦時中は150から300人ものイギリス兵員が常時駐留していた。
 どこにでも困った人間はいるもので、1967年9月2日に元イギリス海軍少佐で海賊放送の運営者だったパディ・ロイ・ベーツ氏がイギリス放送法違反で訴えられた。彼は当時イギリスの領海外に存在したこの要塞に目をつけ、不法占拠した上で「独立宣言」を発表、要塞を「シーランド」と名付け、自らロイ・ベーツ公と名乗ったのだ。もちろんイギリスも黙ってはおらず強制的に立ち退かせようと裁判に訴えたが、シーランドがイギリスの領海外に存在し、またイギリスを含めて周辺諸国が領有を主張していなかったことから、イギリス司法の管轄外とされ、現在に至っている。この自称“国家”でクーデターが起こったこともあるらしい。
 1978年ロイ・ベーツ公はカジノの運営を計画し、西ドイツの投資家アレクサンダー・アッヘンバッハを首相に任命した。ところが、アッヘンバッハらはクーデターを画策し、モーターポートやヘリコプターでシーランドを急襲して当時のマイケル・ベーツ公子(現在の公)を人質に取ると、ロイ・ベーツ公を国外へと追放した。しかし英国へと渡ったロイ・ベーツ公は、昔の軍人仲間等20名程の同志を募ってヘリコプターを使用しての奪還作戦を行い、これを成功させた。
 その後さまざまな出来事があったもののロイ・ベーツ公は、2012年10月9日に91歳で死去]。同日、「摂政」を務めていた「公子」のマイケルが父の後を継ぎ、2代目シーランド公に即位した。この国の警備はどうしているかというと、通常1名の兵士が1丁のライフルでシーランド領内を巡回しているらしい。ただ有事の際にはロイ・ベーツ公が英陸軍時代の人脈を背景に独自に集めた戦力が加わった事例があるため、これがすべてではないかもしれない。また、シーランド騎士団というものも存在する。ただし、インターネットで加入権を販売しているのみで、その実態は分かっていない。
 それからこの国は誰でも爵位が取れるようだ。ウェブサイト上でロード(Lord)、レディ(Lady)を£29.99、男爵(Baron、女性形Baroness)の「爵位」を、2010年4月現在£44.99で販売されており、購入すれば誰でも卿や男爵などを名乗ることができる。有効期限はないので、更新手続きなどの必要もないからお得だ。これらにはシーランド公国の概要・歴史・位置情報が書かれた書面、ロイ・ベーツ公の写真、これらを保存するためのファイルがセットでついてくるらしい。またそれぞれの称号に対して、申込時に登録した通りの名称・爵位が書かれた爵位認定証が送付される方式と、£15を追加して額縁およびマイケル王子のサインが追加となるセットの二通りがあるらしい。日本でも爵位を貰っている方がいるらしく、西川きよし師匠や流通評論家だった故金子哲雄氏が爵位を受けている。
 皆さん、こんな国知っていましたか? 世界って広いですね。僕も競馬に勝ったら爵位取ろうかな。
 では明日の予想。まずは【根岸S】。人気でも15番モーニン。前走【武蔵野S】で連勝が止まったが、ハイレベルのスピードの持ち主で1400mになるのは有利。馬場が渋っても速い時計もあるし問題ない。相手は4,9番。京都メイン【シルクロードS】は1番ダンスディレクター。ビッグアーサーが1200mに戻り、鞍上がデムーロで過剰人気になるだろうが、前が開かず競馬にならなかった【京王SC】以外は常に勝ち負けしている馬。京都は(4,3,0,0)の得意の馬場で内枠なら勝負になる。相手は16,5番。中京メイン【中京スポーツ杯】は5番メイクアップ。荒れた馬場も得意で、中京マイルがベストの条件。ここは勝負度が違う。相手は4,10番。

 シーランド公国の爵位のために何とか頑張りたい!

 

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