人生成り行き、馬まかせ(目指せ回収率90%)

好きな言葉は『番狂わせ』。
競馬にドップリ浸かっている還暦オヤジ゛の泣き笑い雑記

夢には届かず・・・

2010-12-19 19:12:45 | 競馬回顧

 昨日楽しみとして書いた【全日本実業団対抗女子駅伝】天満屋が2時間14分35秒で19度目の出場で悲願の初優勝を果たした。天満屋は5位でたすきを受けた5区の重友梨佐(23)がトップに立って後続を突き放し、6区の浦田佳小里(25)がリードを守りきった。2位は第一生命、3位には豊田自動織機が入った。
 有力ランナーが多数エントリーした注目の3区(10km)では42秒差8位でたすきを受けたワコールの福士加代子(28)が、一気に先頭集団に追いつき抜け出す軽快な走りを見せ、31分26秒で区間賞を獲得。2区まで16位だったママさんランナーのホクレンの赤羽有紀子(31)が6人を抜いて区間2位。三井住友海上の渋井陽子(31)も区間5位で走り抜けたが、アテネ五輪の金メダリストでシスメックスの野口みずき(32)は34分ちょうどの区間20位に終わり13位から18位に順位を落とした。(時間は速報タイム)尚、シスメックスの広瀬永和監督によると、レース後に医務室で39度の発熱と感染性腸炎の疑いがあると判明したため、取材対応はせず病院に運ばれたというが、野口みずきの復活はまだ先のようだ。

 では競馬を振り返る。中山で行われた【第62回朝日杯FS】は、中団後方を追走したデムーロ騎乗の5番人気グランプリボスが3角から徐々に進出を始めると、直線で前を行く各馬をまとめて差し切り優勝した。勝ちタイムは1分33秒9。3/4馬身差の2着には4番人気リアルインパクト、さらにアタマ差の3着には2番人気リベルタスのディープインパクト産駒2頭が入った。圧倒的1番人気に推されていたサダムパテックはさらにクビ差の4着に、3番人気だったハーツクライ産駒リフトザウイングスはさらにクビ差の5着、僕が推奨したマイネルラクリマは6着に敗れた。今年の【朝日FS】も結局外枠(7,8枠)は来なかった。まぁ勝負は時の運というから仕方がないが、各陣営はいたたまれないだろう。そんな中今回勝利したのは11番グランプリボス。皆さんは“外枠なのに・・・”と思われるかもしれないが、底は名手デムーロ。4角までコースロスがない内に潜り込んだ。そして最後の最後に脚を使った。切れる!見事!2,3着のリアルインパクト、リベルタスは内枠を最大限に生かしたクチ。鞍上もこれで負けたら仕方ないだろう。4着のサダムパテックは出遅れがすべて。さすがのスミヨンもこれではお手上げ。ただ力は魅せた。グランプリボスの通算成績は4戦3勝(重賞2勝)。
 勝ったグランプリボス(牡2・矢作厩舎)は父サクラバクシンオー、母ロージーミスト(母父SS)という血統。バクシンオー産駒のGⅠ制覇は’04年【中山GJ】のブランディス以来4勝目。平地GⅠは’02年【高松宮記念】のショウナンカンプ以来2勝目となった。尚、重賞は今年の【京阪杯】(スプリングソング)以来今年7勝目、通算では区切りの30勝目となった。
 鞍上のデムーロのGⅠ制覇は’08年の【JC】(スクリーンヒーロー)以来通算5勝目。重賞は【中日新聞杯】のトゥザグローリー以来今年5勝目、通算では19勝目となった。尚、外国人騎手のワンツーフィニッシュは’03年のコスモサンビーム(バルシュー)、メイショウボーラー(ペリエ)以来本レース2回目のことだった。
 管理する矢作芳人調教師はJRA・GⅠ初制覇。重賞はグロリアスノアで制した【武蔵野S】以来今年4勝目で通算10勝目となった。

 一方、小倉で行われた【第48回愛知杯】は、好位でレースを進めた宮崎北斗騎乗の6番人気セラフィックロンプが、1番人気ブロードストリートとの直線の叩き合いをハナ差制し、’08年に続く【愛知杯】2勝目を挙げた。勝ちタイムは1分59秒5。さらに1.1/2馬身差の3着にはヒカルアマランサスが入った。なお、僕が推奨したイタリアンレッドはヒカルアラマンサにハナ差届かず4着、今年の【府中牝馬S】を制し今回4番人気に推されたテイエムオーロラは競走を中止した。今年の小倉はいつまでたっても内が伸びる。実は僕もその傾向を考えてイタリアンレッド本命の相手を内の馬に切り替えた(昨日の予想では7枠のヒカルアラマンサス、8枠テイエムオーロラだったのを、3番セラフィックロンプ、5番ブロードストリートに)。その作戦は上手くいったと思ったのだが、肝心のイタリアンレッドがヒカルアラマンサスに追い負けてしまった。上手くいかぬものだ。勝ったセラフィックロンプはこの平坦の2000mがベストの条件とはいえ、年々レースが上手くなっている。特に今年に入ってからの充実は凄い。考えてみれば【エリザベス女王杯】もスノーフェアリー、アパパネ、メイショウベルーガと走って7着だからもう少し人気になっても良かった馬ではある。正直参った! 2着ブロードストリートは【ロースS】勝ち、【秋華賞】2着の実力馬。これだけ走っても不思議ではない。馬群が捌けず凡走が続いたが、ようやく復活というところか。3着ヒカルアラマンサスは枠順と展開がすべて。たださすがに力はある。4着のイタリアンレッドはヒカルアルマンサスと共に追い上げたが、さすが最後は力負け。ただ鞍上が浜中だったら・・・という気はある。セラフィックロンプの通算成績は32戦5勝(重賞2勝)。
 そのセラフィックロンプ(牝6・武藤厩舎)は父マンハッタンカフェ、母エルソル(母父ロイヤルスキー)という血統。マンハッタンカフェ産駒は競争を中止したテイエムオーロラによる【府中牝馬S】以来今年6勝目の重賞制覇。通算では19勝目となった。
 鞍上の宮崎北斗は’08年の【愛知杯】を同馬で制しており、重賞通算2勝目。武藤調教師も同馬による’08年の【愛知杯】以来通算2勝目の重賞勝利となった。

 今日の【朝日FS】でも外国人騎手の騎乗振りが審議の対象となった。日本のルールである降着制度だが、もうやめてはいかがだろうか。というのも、ギャンブルとして降着まで含めて馬券購入したというのがスッキリすると思うのだ。騎手のペナルティは払い戻しとは別に課した方がもっと厳しくなると思うし、人というあいまいな判断に左右されないような気がする。さぁ来週は【有馬記念】のスミヨン。今日も審議の近くにいた。ブエナビスタに対する日本人騎手包囲網があってもおかしくないと思うのは僕の勘ぐりすぎだろうか。その【有馬記念】、出走できれば大穴馬を狙うつもりだ


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1 コメント

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そうですね (競馬好き)
2010-12-29 16:33:47
本当にデムーロ上手いですね。
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