風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

いよいよ

2005-06-29 | 風屋日記
全国高等学校野球選手権大会岩手県予選の組み合わせ抽選は
いよいよ今日行われる。
まるで自分のことのように緊張している私がいる。

「甲子園に行くためにはどこと当たっても勝たなければ」
とはいうものの、初戦から強豪とは当たりたくないのが人情。
何しろ昨夏から秋、春と、初っ端強豪との対戦が続いたし、
ここんとこ3年連続で毎年優勝候補の同じ私立に負けているので、
そろそろ組合せに恵まれたいところ。

当の本人達はてんでに
「1回戦はまず、大会2日目の午後あたりがいいな」とか
「まずは○○高、次あたりに△△商」などと勝手なことを言っているが、
いかに呑気でマイペースがウリの我が校野球部員達でも
それなりの緊張は隠せない。
おまけに登録メンバー&背番号も今日発表ということで、
うちの長男もいつになく早起きをしてきた。
昨日あたりから踵が痛いにも関わらず
「今日は病院には行かない、部活に行く」と早めに家を出た。
恐らくベンチ入りはできると思うが、
果たして背番号は1桁か2桁か・・・3年間の結果が気になるのだろう。
もちろんベンチ入りできるかどうか微妙な位置の3年生にとっては
もっと大きな意味を持つ1日になるのだ。
・・・それも青春。

それにしても、1OBとして母校の応援をしている時は
「なんだー、今年も甲子園ダメかー。もうちょっと頑張れよー」
とかなんとか、勝手なことばかり言っていたが、
いざ内部のことを色々知り、実際にプレーしている子達に触れると、
「1試合しかできないかも知れないが、悔いなく精一杯プレーしてくれ」
という殊勝な気持ちになる。
いい子達なんだ。頑張っている子達なんだ、本当に。

全国の何万人という球児達ひとりひとりにドラマがあるんだよなぁ、きっと。
コメント (5)
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