風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

訃報

2005-06-28 | 風屋日記
絵本作家の長新太さんの訃報を見た。
初めて見た時は「どこが面白いの?」ってな印象だったが、
子ども達からの人気は絶大。
大人には分からない、子どもの感覚をくすぐることができた
数少ない作家のひとりだったのだと思う。
同じような思いは、他にはまどみちおさんに感じただけだ。
その作品に触れれば触れる程、読めば読む程
じわじわとその魅力に気がついてくる。
ナンセンスな展開と鮮やかな色彩。
その斬新さに、77歳という高齢であることを知らずにいた。

私が読んだ中では「ぞうのたまごのたまごやき」が秀逸。
長さんのひととなりはよくわからないけれど、
その作品と、TVで見た白いヒゲの優し気な姿から
なんとなく亡くなった後も
雲の上にフワフワ浮かびながら微笑んでいるような気がする。

合掌
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