風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

コミュニティー

2005-06-15 | 風屋日記
今朝、犬の散歩を終えて帰宅した時、
毎朝散歩時に会う近所の農家のおじいさんが自転車で追い掛けてきた。
「ほれ、食え」と渡されたスーパーのレジ袋には
さっき収穫しているところを見たばかりの大きなレタス3玉とブロッコリーの固まり。
「あ、ありがとうございます」と言い終わらないうちに飄々と去っていった。
秋になると、向いのリンゴ畑のおじさんから
「子どもらにかせろ(食わせろ)」と出荷できないリンゴを出荷箱1つもらう。
本当にありがたい。
物もさることながら、心がうれしい。
農家が住民の7割を占めるこの地区だからこそ・・・だろう。

先日の日曜日には地区の運動会があった。
総勢200人以上の参加(100戸程度の地区なのに)で盛り上がった。
知らない顔はほとんどいない。
ここ数年に住み始めた人達もすっかり溶け込んでいる。
珍プレーに大笑いし、活躍に拍手を送りながらも
「おだく(お宅)の息子、朝早ぐがら野球頑張ってるっけなー」とか
子連れの若い夫婦を見ては「あやー、○○君もおっきぐなってお父さんだ」
と言いつつ、幼い子ども達の面倒を見てくれる。
濃厚な人間関係と言ってしまえばその通りであるが、
その暖かさが心地いい。
うちは共働きなので、息子達が小さい頃は近所の方々にお世話になった。
だからこそ今でも呼び捨てで、自分の息子のように接してくれる。
運動会後の昼食会もまた楽しい。
朗らかで和やかな笑い声が木立の間に響いていた。

6月24日の土曜日は地域の神社の例大祭。
もちろん当日は我々の神楽にとっては一大イベントの奉納がある。
23日の前夜祭は例年各地区から出演の演芸会があったのだが、
今年は諸処の事情から中止とのこと。
それを聞いた地域の若い連中が立ち上がった。
「オレ達バンド演って盛り上げるから、風屋さんも手伝って」
地域の若い奴らに懇願されて断ったんじゃ男がすたる。
私も大地座で一肌脱ぐことにする。

6月24日夜、熊野神社は熱いぞ(笑)
もちろん翌日の夜の神楽も!!
コメント (3)
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