風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ノスタルジー

2007-11-23 | 風屋日記

母ちゃんに誘われて
「ALWAYS 続・三丁目の夕日」を見てきた。
途中からもうボロボロ・・・(^^;
ネタバレになっちゃうから内容は書かないけど、
これから見る人達にひとつポイントのヒント。
小説のタイトルがヤバい。
ここから私はすっかりボロボロになってしまった。

ところでこのシリーズを批判する人達もいる。
gooやYahooを見ると、決して少数派ではないようだ。
確かにストーリーはベタだし、
セリフもステロタイプに見えるかも知れない。
・・・が、この映画はそういうことを踏まえて見なくちゃ。
別にドキュメンタリーを見てるわけじゃないし、
リアリティを追求するようなものでもない。
「反動保守的な生活文化」とか「疑似家族がわざとらしい」
と書かれていたりもするけれど
それはこういう濃密な人間関係で構築されている
地域文化を知らない世代の感じ方じゃないだろうか。
わが家の周囲ではこの映画に近い近所付き合いがあり
そして暖かい人間関係がある。
「理想論」としか見えない方々は可哀想に思う。
この映画が言いたいことは
物質文明への疑問であり、デジタルな人間関係への警鐘。
そういう意味では、
それらの批判そのものが、この映画が危惧している
現代社会そのもののような気がするのだ。

批判をすべきでないとは言わない。
だが、実際この映画のテーマを考えた時、
それらの批判は的外れだ。

この映画のシーンのひとつひとつにノスタルジーを感じつつ、
今の私の生活や住んでいる地域の良さを改めて感じた次第。
コメント
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