いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

最後の音源

2005-06-07 05:35:43 | Rebirth歴史資料館
Rebirth最後の音源作品となるであろう、2曲のレコーディングが終わった。
今回は「妄想ラジオ」番組中で流すというシチュエーションで、完全自主制作音源だ。
1曲は言いたい放題言いまくりの、
Rebirth至上もっともクチの悪い曲「理想妄想show」。
もう1曲はRebirth前身バンドからある最古の曲にして、
思い出の曲「happy but hungry」。
前者は「いらんこと言い過ぎ」のため、
後者は「業界人の端くれとして言わせて貰うなら、完成度低いし、サムい。」
という訳のわからん理由によって音源入りを拒まれた曲たちである。

もちろん、ジャマしたのはRebirthを壊した人間といっても過言ではない、あいつだ。
俺の大嫌いな、あいつだ。
今回はもはやあいつもいないし、最後にやりたい曲を録ろうと提案したところ、
シュンスケが乗ってくれたので録ることになった。
機材も予算も時間もないレコーディング。
しかし、すごくRebirthらしい、いいものが録れたと思う。
何よりすっげえ楽しかった。
ここんとこ苦痛でしかなかったレコーディングが、
モノを創る歓びに満ちた幸せな作業に戻った。
Rebirthが俺の手に還ってきたと実感した。

もちろん、カネにはならない。
巷で売られているようなモノに比べたら音圧も音質もしょぼいだろう。
しかし、この音源は生きている。
Rebirthの息づかいがそこにある。
俺はここに「feel what?」以上のものを感じ取れるのだ。

「feel what?」は商品としての完成度は高いかもしれない。
しかしあれは「作られたRebirth」だ。
少なくとも断じてあれは俺じゃあない。
ただ、やらされただけ。何の思い入れもない。
曲には罪はないし、dummyやlast sceneはむしろ好きな曲だ。
けれど、あそこに俺はいない。俺じゃなくてもいい作りになっている。
今回の音源こそは、俺じゃなければいけない必然性に満ちている。
そう、思う。

もちろん「あいつ」は言うだろう。
「こんなもん、アマチュアの仕事や。自分でええと思いこんでるだけや」と。
それで結構。
自分でもいいかどうかわからないものに、
根拠もない「これなら売れる」キーワードを塗りたくり、
成功したら自分の手柄、酷評されたらバンドのせいにして、保身を図り続け、
中途半端な仕事でギョーカイ人ぶってるバンドマンくずれよか、よっぽどマシだ。

そんなわけで、
低予算省時間であんまり手は込んでないデモだけど、楽しみにしててくれ。
ボーナストラックも入れてあるよ、もちろん。
Comments (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする