なんとなく普段の生活を、もう少しいろいろ丁寧にしてみようかな、
という気になっている。
元々せっかちな性分で、待っていられないことが多い。
ほんの数分を惜しむ割に、夜中や休日はダラダラ過ごしていたりする。
さらに面倒でだらしなくなっていたり、
配慮すべきところがおろそかになっていたり、
自分勝手になっていることも多いように思う。
年齢的にも立場的にも、人に叱ってもらえる機会が減った。
自分の非を認め、素直にアタマを下げるということも少ない。
このままいくと周囲から煙たがられる中年オヤジの典型だ。
別に好かれたいというわけでもないが、
嫌われるというのもあまり気分のいいものじゃない。
たぶん、嫌われたくないというよりも、
かつて自分が反発を覚えた、
「あのテの人種」になってしまうのがイヤなんだろう。
色々なことに通じているつもりで、踏むべき手順を都合好く端折ったり、
聞くべき話をスルーしていたり、
まあとにかく謙虚さがなくなってきたんじゃないかと思うことしきり。
卑屈になる必要はないが、何事も丁寧であって悪いことはないだろう。
さらには睡眠不足だったり暴飲暴食だったり、
健康に影響するような生活習慣についても、
いよいよ本気で再考が必要だろう。
僕がいま何より大切なのは愛息との時間なのだし、
それを一秒でも長くするためには健康であることが大前提だ。
日々、丁寧に生きよう。
漱石は「牛になる事はどうしても必要」と言った。
さて文豪が示すところの「牛」に、僕はなれるだろうか。
さて文豪が示すところの「牛」に、僕はなれるだろうか。