いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

いや、すごいな

2014-08-01 08:42:01 | 超・いぶたろう日記
スゴイ、スゴイとは聞いてはいたが…
こんなにムゴイとは知らなんだ…。

すき家の過重労働問題。
第三者委員会の報告書がすごすぎます。

http://bit.ly/1rUpfn3

そして何だろう、この溢れるばかりの既視感(笑)。

「過重労働や労働環境に関する実態について…経営幹部その他はこれを企業経営に直結するリスクあるいは重大なコンプライアンス問題と認識することはなく…問題に対する"麻痺"が社内で蔓延し…」


「『業界・社内の常識』が「社会の非常識」であることについての認識が全社的に欠如していた」


「『自己責任』の名の下に、上から下への責任の『押しつけ』、下による押しつけられた責任の『抱え込み』が広く見られる」


「また各自がそれぞれの立場から正論を言うだけで具体的なアクションにつながらないという『言いっ放し・聞きっぱなし』が蔓延していた」


「しかも、企業を運営していくためには各自の権限と責任を明確に定めておくことが必要であるが、組織規定・業務分掌規定が整備されていなかった」

「このため、例えば営業部門では『現場の工夫と頑張りで解決するしかない』という『問題の抱え込み』と…その場しのぎの対応がくり返されていた」


「人事労務部門も過重労働問題への対応について、営業部に指摘・指示をするに留まり、人事労務の専門家として、具体的な改善策を立案し、その実行を強く迫るといった対応を取ることはなかった」


「経営幹部は強い使命感と超人的な長時間労働で…成功体験を共有しており、部下にもそれを求めた」

「この使命感は『自分たちが昼夜を問わず働いたことで今の地位を築いてきた』という自らの成功体験と不可分の物であり…従業員の人としての生活を尊重するという観点が欠けていた」

「しかも、『できる社員(=自分)』を基準にした対応を世代も能力も異なる部下に求めるという無理のあるビジネスモデルを押し通そうとした」

「過去の成功体験にとらわれた経営幹部は…新しい時代の社会的要請(コンプライアンスとCSRを実践して発展すること)を理解できなかった」


いやー、どこも一緒なんですねー。
そしてこの、経営幹部へのヒアリングがまた、最高(笑)。
みーんな同じこと言うんですね-。
何度聞かされたことか。ブラックあるある(笑)。

「労働基準監督署とか労働環境を考えたことはない。過重労働は会社のルールで仕方なくやっていたのか、自分の思いでやっていたのかは、やる人間によって変わる」

「過去にもこういうことがあり、その都度立て直しをしてきた。部下の仕事に対する姿勢や考え方はレベルが低いと思う。もっと店を好きになって欲しい。今きっと嫌いなのだと思う」

「自分たちの方がしんどかったという自負はある。それを乗り越えるためにはクルーを巻き込んでうまく回す必要がある。しかし、最近はそういう人が少なくなった」


「GMになるには逃げない心が必要だ」

「労基法違反の悪意はないが意識がない。過労死リスクや法令違反を議論したこともない。本当に主体者として解決する努力をするかの現実は別。そこが問題。その落とし込みを強烈にやらねば」


→意味不明。こういう言い訳、よくするよね。

反面教師、反面教師。リアルに学んだ反面教師(笑)。
僕はこうならないようにがんばろっと。
Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする