いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

人は逆境に於いてこそ

2007-03-12 10:34:26 | 教えてみよう
ドラマを生む。
普段では到底思いつかないようなひらめきや、
犯すはずのない誤りが、
気がつけばそこにあるといった風に、湧いて出てくるのだ。
だから、採点は楽しい。

僕の授業では、前回の授業内容を出題範囲として、
小テストを行うことが多い。
勿論毎回僕が回収し、採点する。
順位と得点分布表も作る。クラス内での自分の位置が否応なく明らかになる。
それだけのことで注意しなくとも授業の集中力が増すし、
宿題もいちいちチェックなどしなくとも必要に迫られてやらざるを得なくなるのだ。

こちらが意外に思うほど、彼らはまっすぐ受け止ている。
わずか十数分の試験だが、真剣勝負の場と化すのだ。
空欄はすなわちゼロを意味するので、何とかして埋めようという気迫が満ちる。
そこに、ドラマが生まれるのである。
答案って面白いのだ。珍答ミュージアムだ。
これがあるから採点はやめられない。毎度楽しませてもらっている。
いくつか紹介しよう。

「織田伸長」…おだのびなが?どこまで伸びる。
「得川家康」…お得です。
「南鳥鳥」…みなみとりとり。書けたと思ったすぐそこに、落とし穴がある。
「歯無諸島」…歯無し???ウィダーインゼリーとかじゃないと食えないのだ。
日本列島の縦の長さ=「3000万キロ」…地球を750周できますが。太陽までの距離の5分の1だ。
「万里の頂上」…空気薄そうだな~。4万キロ上空ってもはや全力で宇宙だぞ。
「町工場」…これが「海嶺」の誤答だってんだから世の中解らない。天才の作品。
朝鮮半島の南半分を占める国は?=「北朝鮮」…問題読んだかおまえ?
お母さんの自転車の速さは=「時速70m」「分速42km」…ものすごく難しいと思うのだが。
The notebook on the desk is mine =「ノートと机は僕のです」…独占欲が強すぎやしませんか。
『法の精神』の著者は=「ジャイコスキー」…誰やねん。
カナダの首都は=「メキシコ」…書いたもの勝ちだな。

おっしゃー、どんどんこーい。
Comment (1)
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