いぶろぐ

3割打者の凡打率は7割。そんなブログ。

霜柱

2003-01-08 09:06:43 | いぶたろう日記クラシック
今年の冬は、寒い。
いや、実はこれが久々にやってきた普通の冬なのかもしれない。
近年は暖冬続きで、今年もそうだろうとの予想が出されていた。
しかし既に2度も都内が積雪するという意外な結果に。
気象庁も頭を抱えていることだろう。
当たっても評価されないのに外れるとぼろくそ。
占いはこの逆で商売しているからキライさ。

何でもこの誰も予想し得なかった厳冬に、原発事故の影響が重なって、
都内の電力需要が賄えず、大停電もあり得る状況なのだという。
こわいね~。見渡せばみんな電気で動いてるからね~。
俺の部屋だけでも…
パソコン、スタンド、ポット、加湿器、エアコン、空気清浄機、充電器、コンポ、テレビ、ビデオ、ゲーム、電灯、掃除機。
う~んやばい。何がってこのタコ足配線ぶりが。
待機電力だけで何ワット使ってんだこの部屋。

ともあれ、寒いんである。
この寒い朝に最近、俺の夜勤明けの帰り道の楽しみが出来た。
それは「霜柱を踏んで歩くこと」である。
これが、楽しい。
土がこんもりと盛り上がっているところを踏みしめる。
するとむぎゅっという何とも言えない音と感触。
見ると無数の霜柱が倒れているのである。
黒い土に白い足跡が残る。このコントラストがまたいい。
新雪を踏むのと似た楽しみだが、この感触がより楽しい。
足で土を振り払うと、下からは一斉に水晶のような霜柱が表れる。
仙台の子にもらったアメに似たのがあったな。
とかく、いたくお気に入りなのである。

子供の頃は感性が豊かで、周りのものすべてに耳目を奪われて、
大人が日々に眩んで見失っているものにまで何かを見いだすと言う。
そしてそれは大人になると同時に鈍りゆくものだとも。
しかし俺の場合は逆のようだ。
子供の頃何にも気にしなかったものに深く興味をそそられるようになった。
植物、動物、風景、至る所で色んな発見をしてしまう。
なんでこんな面白いものをみんな見過ごしているのだろうと思う。
大人になれていないだけかもしれないが、
自分としては結構これで楽しいから万歳なのである。
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