松阪の肘の故障が靭帯断裂だということになり、靭帯を移植で再建するトミー・ジョン手術を受けた。
腕を下に下げ、手の平を前へ向けたとき、尺骨が体に近い側にあるからだ。
野球の投手は肩、肘を後に反らせて投げるので、肘の内側に大きな牽引力が働いてしまう。
で、切れてしまう。
自然には治癒しないので、自分の体の腱を移植する。
松阪君の復帰を祈ろう。
怪物と呼ばれ、「使い減りしない」などと言われたが、心配していた。
筋肉や神経は鍛えられても、靭帯や軟骨を鍛えることはできない。
消耗品だと考えるUSAの方が正しいのかもしれない。
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馬でも腱の移植手術は考案されている。
ポニーの深屈腱に他の腱を移殖する研究なども行われている。
オクラホマでその方法も教わった。
しかし、競走馬で問題になる浅屈腱や繋靭帯への応用例がないことや、
外傷では患部が汚染されていることがほとんどで、さらにはすっぱり切れていることは少ないために、臨床応用される機会はまだまだないだろう。
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今日は、当歳馬の胃潰瘍穿孔。
競走馬のTieback&Ventriculocordectomy.
繁殖雌馬のNavicular症。
繁殖雌馬の永続的気管切開の閉創。
当歳馬の前肢の屈腱弛緩の予後判定。
もともと経年劣化起こしているところだからでしょう、治りが遅くって・・・
たかだかこれくらいでめげるくらいなのに、松坂投手、リハビリ大変だろうなあ。
これまでファンというわけではありませんでしたが、復活の暁には心から応援しようと思います。
KYダービー取消のUnclo Moがcholangiohepatitisだった、とThe Horseサイトに出ていました。
http://www.thehorse.com/ViewArticle.aspx?ID=18378
ヒトのこの手の病気はすごく厄介な感じを受けるのですけれど、ウマはどうなのでしょうか?素人が記事だけ読むと楽観的にも思えるのですが心配です・・・
年とともに治癒能力も衰えるようです;涙。二十歳の頃はビュンビュン行けても、30ではそうも行かないことを松阪も感じていているのではないでしょうか。
Uncle Moは珍しい病気ですね。これといった治療法はないように思います。