第4中足骨の骨折による骨瘤。
しかし、この馬の障害の本態は繋靭帯炎だ。
x線画像で見ても、繋靭帯が腫れているのがわかる。
この後肢の繋靭帯に負担がかかってしまう馬なのだ。
それゆえに外側種子骨への繋靭帯の付着部に骨片が飛んだのだし、
第4中足骨はおそらく繋靭帯に押されたり引かれて2箇所も折れてしまったのだろう。
-
古い骨折だったので、骨片は繋靭帯に埋まりこんでいた。
次いで、切開して第4中足骨を骨折部のやや近位から摘出した。(右)
骨増生の上に肉芽も増勢し、一部は繋靭帯と癒着していた。
この競走馬の予後は、繋靭帯炎が決めるだろう。
-
x線画像が上下逆で見難い?
おかしなもので手術した馬のx線写真は上下逆でないと見辛いんです・・・・・
---
アキアジ釣りの人たち。
アキアジとは秋に北海道へ帰ってきたシロザケのこと。
できたら矢印とかで場所を示していただければありがたいのですが
一枚目のx線画像の骨片はわかりにくいので矢印をしておきました。2枚目、3枚目のはわかってもらえるかと思ったのですが・・・(笑)、できるだけ矢印を入れるようにします。
矢印してあっても骨片がわからないのです。
この写真はよくありません。私でもこの写真だけだとわかりません(笑)。
種子骨骨折と副管骨の両方の骨折が写っている画像をだしたかったので・・・