terminology である。
動物が死ぬと「斃死」と表現されることがある。
私が学生だった頃、あるいは獣医師になったころより使われなくなっていると思う。
しかし、未だに学会発表や症例報告、または診断書で「斃死」と表現されているのに遭遇する。
若い獣医さんが、「斃死しました」と発表で述べていたり、
「斃死した」と書いていたりすると、意味をわかって使っているのかな?と怪しむ。
ー
本来、「斃死」とは、行き倒れて死亡したり、野垂れ死に、という意味だ。
獣医師が自分の患者に使いたい用語じゃないでしょ?
飼主、所有者、依頼主、顧客、クライアントにとっても使って欲しい言葉じゃないでしょ?
ー
斃死の「斃」は、死ぬ、倒れる、という漢字だそうだ。
馬は死ぬまで立っていることが多いので、倒れて死ぬ、と表現されたのだろうか。
臨床獣医学の主な対象が、馬から牛へ、そして小動物へと変遷するにしたがって使われなくなってきたのかもしれない。
単純に、「人じゃないから、ヒトとちがった表現をしたい」ので「斃死」と述べるのはよろしくないと思う。
「死亡」でいいじゃない。
ー
突然死んだことを意味する、という使い方もあるのかもしれない。
しかし、それなら「突然死した」、「急死した」、と表現した方が正確だし、わかりやすい。
「野垂れ死に」「倒れて死んだ」という意味がある「斃死」という言葉を使う必要もない。
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40年ぶりに登山用のザックを買った。
今のザックは、背負うんじゃなくて着るんだそうだ;笑
たしかにおんぶするように体に巻き付く。
でも、so expensive !
なんと読むのですか?
hig先生、冬に向って新しくしたザック、そのザックを背負ってどこの山にいくのですか?
私は馬さんが大好きで競馬もみています。
今回の「斃死」という表記について
以前JRAの開催競馬場 今日の出来事の欄で見かけたように覚えています。
「斃死」が野垂れ死に という意味らしいと知り 馬さんを扱う仕事のJRAが そのような表現表記することに不快感を覚えました。
(経済動物としてなのか)
不幸な事に予後不良となったとしても
よもや 野垂れ死に と言い渡されるのは不憫に感じます。
なので今回のhig先生のご意見 とても嬉しく思います。
ヒトの病院では、行き倒れで運ばれて亡くなっても「野垂れ死に」とは表現しませんよね。
北海道の山の店、秀岳荘の秋のセールで購入しました。ザックは売れない季節だそうですね。冬に向けて買ったのではなく、来春からときどき山登りをしようと思っています。百名山に興味はありませんが、いちばん南のあの山から。
ザックが進化していて驚きます.キスリングにパッキングで苦労し、重い荷物を担いだあの苦労はなんだったのか;笑
JRAやNARが競走馬が突然死んだことを表現するのに「斃死」と使っているのですかね。
もう一般的な言葉ではないので、疝痛で死亡した、とか、心臓発作で急死した、とかで良いのではないでしょうか。倒れることを意味する必要はないと思います。
ググって見ると「競馬界では、心臓発作や感染症等により突然死亡することを指し、競走馬登録の抹消事由は「斃死」という扱いになる」でした。
ついでにニンゲンの場合は
「倒れ死ぬ、野垂れ死に」は「行路病死」と呼ばれ、『日本書紀』『万葉集』にも記述されているそうです。
オヤツに着替えも全部入れて、本州グルグル回ってます、確かに便利ですよ
屠畜に持っていくものを拱いたわけでもないでしょうが、結局諦めて安楽殺となることもままあるわけでして、しかしどう考えても死ぬ時に安楽はないだろうと謙るのであれば、斃殺に至ったというのはありなのかも知れません。
弊社いうと倒産しそうなので小社いわんと。
リュックじゃなくてザックなんですね。
40年もつのはすごいですね。
腰回りのバンドで肩周りの負担を減らすのが進化?ですか。
あちこち調整が多そうですね。
競走馬になってレースに出られる馬はほんの一部なのですね。勝つことより、どうか無事に、と願う人も少なくない世界。
意図的に使っている人もいるのでしょうか?変えるとなると面倒なこともあるのでしょうか?
スクロールした画面がザックの下半分のところで切れたので、クワガタの形の何かしらかをhig先生が?と一瞬、ほんの一瞬思っちゃいました。
物から入って愉しみを増幅するというより、安全を含めた必然ですかねぇ。
もう40年以上前?。
当時は獣医師の多くが家畜家禽の死をそう言っていたと思います。
当時は意味も漢字も解らず、辞書を見て、
野垂れ死に
他、の意味。
私には 野垂れ死に が衝撃的でした。
なんで。
日頃の管理、治療をしていた動物に対して使う言葉じゃない。
と思い、
私の中では死語です。
ちょっと違いますが、
私は 下痢 という言葉も極力使わないようにしています。
下痢と聞いても、
体調、食餌性、感染症、どれが原因か判らない。
便の性状も判らない。
なので、私は、
例 食餌性の泥水様便 と言ったりします。
メモは 軟 軟泥 泥 泥水 水様便 なりと、原因と思われること、便色、血の有無等も。
畜産関係でない人とは上記ではマニアックすぎるので 下痢 と言って話しますが。(笑)
古代や中世には行き倒れはありふれていたのでしょうね。
今は孤独死か・・・・