ただ今partⅡが上映中の「レッドクリフ」。
ヒロインがそのシーンで登場するし、主人公の一人諸葛孔明(右)がもう一人の主人公周愈の信 頼を得る場面になっている。
そして、この時生まれた馬がpartⅡのラストシーンにも登場する。
馬の出産シーンには結構な時間が割かれていて、生産地の馬医者としては嬉しくなってしまったのだが・・・・・
つい、専門家としては文句がつけたくなる。
・「おかしいですよ。もう2日も産気づいているのに出てこない」
なアに~馬の御産が2日もかかったらオオゴトだ。仔馬が生きているはずはない。
・産道から出ている仔馬の肢は・・・・・
残念!蹄餅が付いてない(右)。
胎児の蹄にはビラビラが付 いていなければならない。
・「二本肢そろえてやれば出るはず」と押し戻して・・・エライ!これは正解。
生まれたばかりの仔馬は本当に新生仔馬を撮っていた。
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まあ何もかも許す。
難産仔を引っ張り出すのは主人公諸葛孔明だし、
それに・・・・
ねっ?
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技術指導に雇って欲しかった。
大事な馬の出産シーンをもっと正しい、もっとリアルなものにしてあげられたのに。
ギャラ?
林志玲に会わせてくれるなら、要らない(笑)。
ドラマ制作会社から、相談を受けたことが何度かあります。獣医師が殺人をするとしたら使う薬はなんですか?とか、キリンの骨折のレントゲン写真を貸してくれとか、そんなのばっかり(笑)。
実は監督がものすごくこだわって作ったシーンで、
あまりリアルに作るとかえって伝わらないかと判断したのではないかと(笑)
そもそもリアルの難産なぞ見せられたものではないかと。
蹄餅ついている足はこれ馬の肢?と思うかも知れませんし。
そして2日生まれてこないものを生かして出すからこそ諸葛孔明なんですよ。
私じゃ絶対無理!でなくてはならないのです。たぶん。
また見たくなる作品ができました。Hig先生のブログのレビューは素晴らしいですね。
たしかに諸葛孔明が馬の難産の名手だったらかえっておかしいかもしれません。新生仔馬の蹄も、見たことがない人には「ヘンだ」と指摘されるかも・・・
Ⅰはテレビで少しだけ観ました、ちょうど出産シーンでした。
大画面で観たいですが、早くしないと終わってしまいますねーー;;
私は気になる俳優さんはチャン・フォンイーです、
男前の諸葛孔明もとっても^^良いですけど~~
チャン・フォンイーですか。曹操ですね。名演でした。ほんと憎ったらしかったですから(笑)。
史実では優秀な人だったようですね。