電脳六義園通信所別室
僕の寄り道――電気山羊は電子の紙を食べるか
◉A4八つ折り式メモ帳
2018年2月11日
僕の寄り道――◉A4八つ折り式メモ帳
A4 判の紙を八つ折りにすると A7 判になって、74mm×105mm のよくあるブロックメモサイズになる。A4 判コピー用紙を八つ折りにして 8 ページのメモ帳にするというアイデアをひねり出した人がいる。A7 判 8 ページ分のメモをとり終えて広げれば A4 判標準サイズの書類になるわけで、コピーしたりファックスしたりスキャンしたりファイルに閉じたり、何をするにも都合がいい。
ただ人前で折ったコピー用紙にメモをとるというのは、見せる行為としてはちょっと重みがない。ちゃんとした手帳にメモを取っているように見えて、実は中身は折ったペラ紙という小粋なカバーが欲しい。調べたら売り物として商品化されたものがあるが立派すぎて値段が高い。紙の家に瓦をのせて屋根を葺くような気がする。
欲しいものがなければ作ってしまえという主義なので、引き出しにたくさんある紙のサンプルを使って作ってみた。紙のノートの表紙は紙がいい。
こちらは最初につくったファンシーペーパー「レザック」版。カバーなので A7 判 74mm×105mm より1、2ミリ大きめにし、長期使用に耐えるよう背は二重に補強し、両袖は折り返して両面テープで固定した。八つ折りのメモ用紙固定には背の部分に輪ゴムをかけている。実用性としては輪ゴムがいちばんだと思う。
コルドバ(Córdoba)というなめし皮のような風合いの紙がある。紙のように軽く、皮のように強く、使い込むうちに風合いも出る。これを使って作ったら軽くて薄くてとてもいい。ボールペンなどを使ってメモを取るとカバーにインク移りしそうなので濃い色の紙で見返しをつけた。
リフイルの固定具でカッコをつけるなら金属製がいいと思い、ドラッグストアに行ったついでに女性のヘアケアコーナーを見たら、貝印 GOLD HAIR PINS というのを見つけたので、反りを直線に修正して使うことにした。
各ページの面つけ順と天地を間違えないよう、8 ページ分のノンブルが入った専用リフィル印刷用データを用意した。
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