◉８ミリフィルムの再生

2019年1月20日（日）
◉８ミリフィルムの再生

片付け物をしていたら実家整理から持ち帰った８ミリフィルムが出てきたので DVD へのダビングを依頼した。中身は高校時代に祖父母と伊豆に旅行した時のものだと思っていた。

出来上がった DVD を再生したら、映っていたのは意外にも大学生時代に母親と行った奈良の旅で、四十代前半の若い母親と十代の自分が動く映像にびっくりした。恥ずかしい。祖父母の映像なら親戚に配ろうと思っていたけれど、親類であっても他人に見せられる映像ではない。妻が「おいおい、ズボンがツンツルテンだぞ」と笑っていた。

８ミリフィルムの小さな画像は決して鮮鋭ではない。鮮鋭ではない画像が、連続して重ね合わさるように投影されるから鮮鋭に見えていた。残像からいいとこ取りしようとする脳の働きで鮮鋭に見えるわけだが、DVD 化するとそういう効果が薄れるのか、解像度の無さが際立っている。だから恥ずかしくても見られる。そういう意味では面白いものであり、2,980 円のちょっとしたお遊びだった。

（2019/01/20）

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