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▼014……稲荷坂とリキマンション


港区赤坂7丁目。
赤坂八丁目側から北へ登る坂を稲荷坂と言い、
かつて坂下に円通院の稲荷への門があったことに由来する、とネット上に解説があるが、
円通院は赤坂5丁目赤坂パークビル脇にあり、
坂下から直線距離で350メートルも離れているのが不思議である。
何らかの理由で円通院が動いたのだろうか。
もしかすると稲荷はもっと近い場所にあったが円通院境内に移されたという可能性もあるかな。


     撮影日: 06.9.28 0:42:25 PM
     RICOH
     GR Digital + GW-1(35mm判21mm相当)
     露出時間:1/640
     F値: 6.3

稲荷坂を登り切った高台に
かつてプロレスラー力道山が建てた近代アパート
『リキマンション』が道の左側に沿ってある。


     撮影日: 06.9.28 0:45:13 PM
     RICOH
     GR Digital + GW-1(35mm判21mm相当)
     露出時間:1/500
     F値: 5.6

1963年、東京オリンピックを翌年にひかえたその年、
小学校に登校したら友だちに
「力道山が死んだぞ!」
と教えられてひどくショックだったのを覚えている。
その頃は既に母とのふたり暮らしになっており、
そんな少年時代、力道山はひどく父性を感じる人で大好きだったのだ。

ホテルニュージャパン隣接のキャバレー「ニュー・ラテン・クォーター」で刺されたあと
500メートルほど離れた場所にあるこのマンションに歩いて戻ったと伝えられているが、
おそらくコロンビア通りの坂を痛みに耐えながら登ったのではないだろうか。

コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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コメント
 
 
 
リキ (真丹後)
2006-09-30 20:37:13
大人になると東京人を羨ましく思うこともなくなっていたのですが、渋谷で生まれ育った友人から、子供時代にリキパレスを見たことがあると聞いた時はちょっと羨ましいと思いました。

リキマンション、当時の水準ではかなり家賃の高い豪華マンションだったと思うのですが。この写真を見て呆然。
 
 
 
近いけれどとても遠いところ ()
2006-10-01 17:28:53
※タイトルは「五番街のマリーへ」より(蛇足)



リキパレス全盛期は東京にいたのに僕も見ていません。

実は日本平でエスパルス戦を見たことがないのに似ている。



このマンションですが左手は崖になっており

崖下の1階からマンションに入ると

階をどんどんあがったところに崖上の

1階があるというトポロジック(?)な構造になっています。

力道山は最上階に住んでいたと資料にあるので、

この坂上を通るたびに

「2階に住んでたのかなぁ」

と思っています。

そういう建物ですから

平地に建てるより当時は建設コストがかかってたのかもしれません。



赤坂は坂だらけ(崖だらけ、階層だらけ、陰陽だらけ)の魔界都市のようです。
 
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