梅雨の靴


Z9 + NIKKOR Z 50mm f/1.2 S

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まだ梅雨も明けていないのに・・と話すのを何度か聞いた。
特に気温が40度近くまでいった日のことだ。
梅雨も明けていないのに、この暑さは一体なんだ・・という意味である。

気候が変動して、以前とは違ってきている。
もはや「梅雨」という括り方自体が古いのかもしれない。
梅雨だろうが何だろうが、雨が降る日は降るのだ。

ところで、その梅雨に備えて、いくつか黒い透湿防水系のシューズを揃えたことは書いた。
予想外に梅雨が延びて、実施雨の降る日も続いているので、それらの靴がけっこう役に立っている。
濡れた路面を歩く機会が多いので、滑りやすい場所などを、意識してテストしながら歩いている。
現在ローテーションして履いている防水シューズの感想を書いてみよう。

・メレル・カメレオン8(2020年11月2日の日記
現在一番のお気に入りである。
当初なぜか付属のシューレースが解けやすく、歩いている最中に何度も解けてしまい、非常に履きづらい靴と感じていた。
しかしゴム系のシューレースに付け替えたところ激変、一番履きやすい靴に変身した。
土踏まずに吸い付いてくるビブラムのソールが心地よく、グリップも良く滑ることも少ない。
伸縮性のあるゴム製の靴紐のお陰で、常に程よいテンションで靴が足に固定されるようになった。
その状態になって、本来の実力を発揮した感じである。
もう一足欲しいくらい気に入っている。

・キーン・ジャスパー2(2024年6月23日の日記
ジャスパーは2になって防水仕様になり、その性能はかなり高いのだが、なぜか2は男性用しか用意されていない。
個人的にはキーンの中でもこの木型は少し違和感があり、特に小指の辺りが上から押さえつけられるような感触がある。
シューレースが何度か解けたので、ゴム製のものに交換したところ、この形状の違いも原因で、指先に靴擦れを起こしてしまった。
先の方まで紐で締める設計だと、ゴムの張り方に少しコツがいるようで、現在微調整中である。
靴底がフラットな形状のためか、一部の路面で多少滑りやすく感じることもあるようだ。

・オン・クラウド5ウォータープルーフ(2024年6月26日の日記
人気があり現在品薄であるらしい。
靴紐は最初からゴム製のものが付いているが、穴に通し両端を結んであるだけのタイプで、僕の場合甲の上の方に厚みがあるのか、パンパンに張ってしまい、結び目が次第に緩んでくる。
こちらも調節の効くゴム製のシューレースに交換したころ、非常にいい感じで安定した。
足の形状とピッタリ合っていて、捨て寸も少なめなのだが、履いていて気になるほどではない。
中空のアウトソールはクニッとした感触であるが、グリップもけっこう良く、滑りにも比較的強いように感じている。
ウォーキング時の安全性を考えて、ブランドマークやラインなど反射性のある白い素材が使われているのだが、せっかく真っ黒いモデルなのに、それがやたら目立ってしまう。
マジックで塗りつぶしたくなる(笑)

・メレル・ジャングルモック 2.0・ニット・ウォータープルーフ(2023年6月12日の日記
2.0は普通のジャングルモックより細身に作られている。
こちらはABCマート限定のメッシュ素材の防水タイプ。
地味で装飾の無いデザインのジャングルモックなら、仕事の時に履くのにちょうどいいか・・と思ったが、紐の無いプレーンな外観だと、少し安っぽく見えて、かえって目立つことが分かった。
とは言え、実際には仕事の時によく履いているのだが・・・
踵のホールド性を重視して小さめのサイズを選んだが、その分捨て寸には余裕が無くなった。
ただこちらも、履いていて問題になるほどでは無い。
2.0になってグリップ性能が上がったと謳っているが、濡れている路面だと、多少滑る場面もあるようだ。

・コンバース・オールスター 100 ゴアテックス(2022年5月3日の日記
あまり期待していなかったが、意外なほど履きやすい。
けっこう厚みのあるインソールが入っており、悪名高いオールスターなのに長距離歩いてもあまり疲れない。
濡れたマンホールの上など試したが、フラットなソールの割にグリップも悪くなかった。
ゴアテックスが入っているせいで、オールスターなのに少し肉厚・・という変わり種である。
シューレースをゴムに交換したら、さらにいい感じに安定した。
GORETEXの大きなロゴは、何でもメーカーから大きく入れるよう義務付けられて、それで怒ってゴアテックス社から離れたところもあるような話を聞いた。
ただこの靴の場合真っ黒なので、その大きなロゴもほとんど目立たない。

・リプロダクション・オブ・ファウンドのロシアントレーナー(2021年5月24日の日記
この靴はソールが特定の条件で滑りやすくて、危険で履けないでいる。
どんな靴も、地面の条件によっては滑ることがある。
しかしこの靴の場合、それが自宅マンションの廊下なのだ。
比較的フラットで少し傾斜のある床に、雨が吹き込んで水が溜まっていると、ほとんどスケートリンクのような滑り方をする。
ビブラムのごついソールなので、恐らくアウトドアの多くの場面では威力を発揮するのだろうが、都会の片隅では制御できないほど強烈な滑り方をする。
二回まともに転倒して、嫌という程腰を打ったが、頭だったら本当に死んでいるところであった。
靴自体は履きやすいので、この際思い切ってソール交換してみようか・・とも考えているのだが・・・
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