新たなる


FUJIFILM X100V

大きな画像

ゴキブリという虫は、人類の敵のように扱われてきた。
ここでも何度か、ゴキブリに関する騒動について書いている。
2019年9月16日の日記
ゴキブリはごく身近にいて、どこにでも現れる昆虫である。
ゴキブリを見ただけでパニックを起こす人がいるので、騒ぎに発展しやすいのだ。

ところで、最近ゴキブリの姿を見ることが少なくなった・・とは思われないか?
確かに以前より見る機会が少なくなっているような気がする。
聞くところによると、製薬メーカーがゴキブリを退治するグッズの開発に力を入れすぎたため、数が減ってしまったらしい。
さすがのゴキブリも、あれだけゴキブリ捕獲や駆除のためのグッズをばら撒かれては、どんどん減少していくしかない。

ゴキブリを愛している・・なんていう人は、そうはいないであろう。
仮にゴキブリが絶滅したとしても、いい気味・・くらいにしか考えない人が多いのではないか。
しかし製薬メーカーはそうはいかない。
人類の敵ゴキブリは、言うなれば会社にとっては金づるだったのだ。
ゴキブリが絶滅してしまうと、巨大なマーケットも失われることになる。

と心配している矢先、ちゃんと新たなる人類の敵が出現してきた。
ここにきて人々に恐怖を与えている生物のナンバー1は、トコジラミであろう。
2016年に僕がここに4話に渡って書いたが、当時はまだ世間ではほとんど知られていなかった。
(リンクは下であるが、数年前の話なので内容が一部古くなっているかもしれない)
大きな問題になるかと思ったが、その後コロナ禍などもあり、しばらく話題に上らなかった。
それがここにきてインバウンド急増や、海外旅行復活のおかげで、再び脚光を浴びるようになった。

恐怖の虫 その1 2016年6月18日の日記
恐怖の虫 その2 2016年6月19日の日記
恐怖の虫 その3 2016年6月21日の日記
恐怖の虫 その4 2016年6月22日の日記

いよいよか 2023年11月25日の日記

トコジラミは短期間で繁殖を繰り返し、薬剤への耐性を持つよう進化していく。
いわゆるスーパー南京虫というやつであるが、それを退治する薬剤を開発すると、スーパー南京虫も新たに進化したものになる。
そのため薬剤の開発との追いかけっこになる。
それは恐らく、言い方は悪いが、製薬会社にとっては新たなる金づるとなることを意味するはずだ。

まあ海外では、そのやり方ではトコジラミをどんどん強化させてしまうので、駆除を諦めて共存を考えるべき・・という話も出ているようだ。
しかし、果たして日本人が共存することに耐えられるのかどうか・・・
ゴキブリと一緒で、時々顔を合わせる南京虫君・・と思えばいいのか。

ところでトコジラミを寄せ付けない薬剤を自分の周りだけに撒いても、根本的な問題解決には繋がらないだろう。
以前も書いたのだが、ゴキブリホイホイのように、匂いなどで誘って退治してしまう器具を作った方がいいのではないだろうか。
そうして根絶させないと・・・
まてよ、根絶してしまうとマーケットもなくなってしまうのか・・・
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )