ランプ


D810 + Carl Zeiss Otus 1.4/55 ZF.2

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会社の庭にバックで車を入れていたら、前の道路で交通整理をしていたお巡りさんが走ってきた。
何事かと思ったら、僕の車のバックライトの片側のランプが切れているという。
わざわざ会社の中まで追いかけてきて教えてくれた。

それにしても、よく見ているものである。
恐縮してしまい、知らせてくれたことに御礼を述べた。
そして早急に修理すると約束した。

明日もあのお巡りさんが会社の前に立つと思うので、今日中に直しておいた方がいいだろう。
まずは状況を確かめようと、社員に頼んで運転席に座ってもらった。
運転手がいないとバックギアに入れても解除されてしまうのだ。
つまり運転している本人は、車を大きな鏡の前にでも停めない限り、自分の車の状態を見ることが出来ない。

バックアップライトはテールランプの一番下にあるが、確かに左側しか点灯しない。
マニュアルを出してきて電球の交換方法を見ると、入り組んだ部品を取り外す必要がある事がわかった。
以前の1シリーズで、ガソリンスタンドでランプを交換しようとして、簡単に外すことが出来ず四苦八苦したのを思い出した。
それを考えると、少し遠くてもディーラーに持っていったほうが確実かと思った。

ここまで読まれて、根本的な間違いに気付かれた方もおられるだろう。
実はバックアップライトは、もともと片側しか点灯しないのだ。
今はそういう仕様の車が増えており、特に欧州車の多くは片側のランプしか点灯しない。
向かって左側がバックアップライトで、右側(反対車線側)はリアフォグランプになっているのだ。
安全性を考えてその方がいいという事になったのだろう。

そうとは気付かず、BMWのディーラーに電話して症状を伝えて、先方から指摘されて初めて気付いた。
お客様のモデルはもともと片側しか点灯しません・・と言われた。
そういえば人の車(メルセデスなど)が後退する時に、バックアップライトが片方しか点灯しないのをよく見かける。
にもかかわらず、自分の車のことになると、まったく考えもしなかった。
わざわざ追いかけてきて指摘してくれたお巡りさんを疑いもしなかったのだ。

明日の朝またあのお巡りさんに会ったら、そのことをしっかり説明しないと・・・
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