ホワイトバランス


下の「スタンダード」をベースにPhotoshopでホワイトバランスをとって普通に加工するとこうなる。

ところで色がおかしくなる問題だが、一概に赤外線のせいとは言えなくなってきた。
赤外線カットフィルターを付けたら、また別の意味でおかしな色になってしまったのだ(笑)
引き続き試行錯誤を続ける。
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S3 Pro UVIR


ファインピックスS3 Pro UVIRだが、これはやはり特殊なカメラであり、普通の人が購入するものではないと思う。
僕のようにUV撮影を目指す人や天文の写真を撮る人・・・それならまだ使い道はあるのだが、それ以外の人がこのカメラを購入したら、警察官になるか、あるいは犯罪者になるか・・・のどちらかであろう(意味わかる?・笑)

通常のS3 Proから、CCDの前のフィルターをガラス板に換えて、メニュー画面上でライヴビューの位置を高めた・・・だけのように思えるが、実際にはこのプリフィルターを取り去ってしまったことで、普通のカメラとしては使えなくなった。
そのことが今になってわかった。
つまり普通に景色を撮ることが出来ないのである。

多分赤外線(を可視光に変換したデータ)を被るのであろう、ヒストグラム上のRのデータが膨れ上がり、画像は赤みを帯びた悲惨なものになる。
木々の緑を撮っても紅葉になってしまうのだ(笑)
(現状ではまだ理由がはっきりしていないので、解明はもう少し待っていただきたい。単に使い方が間違っているだけかもしれない・笑)

太陽光やストロボ光の下ではまともに写らないのだが、屋内で蛍光灯の光で撮ると案外まっとうな色になる。(ホワイトバランスはAUTO)
赤外線量が少ないのかもしれない。
そこでとりあえず蛍光灯下で何枚か撮ってみた。


フジフィルムは色に関するノウハウが豊富なのであろう、このカメラにはフィルムシュミレーションといって3タイプの色合いを作り上げる機能がある。
その画像を以下に載せる。
レンズはAFマイクロニッコール60mmF2.8。撮影条件はまったく同一。
画像はフジの専用ソフトからPhotoshop CS2に受け渡し、アンシャープをかけ、わずかにレベル補正をして(補正値は3枚とも共通)リサイズしたのみ。

まずは「スタンダード」。
説明書には「人物・風景など幅広い被写体に適した標準的な画作りのモード」とある。





次は「スタジオポートレート」。
「ストロボ撮影時のハイライトのトビを抑え、さらに肌色再現の階調のつながりを重視し、プロネガ調をイメージしたスタジオでのポートレート撮影に適したモード」とある。
ただし前述の通り、今回はストロボは使用していない。





最後に「フジクローム」。
「空の青さなどをリバーサルフィルムのように色鮮やかに再現する風景写真、自然写真に適したモード」となっている。




それぞれがけっこう差が出て面白い。
ちょっと使ってみた印象では、ダイナミックレンジの広さを感じさせる画質で、D2Hsと共通したものがある。
どこかに銀塩フィルム的な味がある。

ニコンのF80ベースのボディはイマイチで、作動はD70と同等程度。
スイッチ類の操作は基本的にニコンのカメラのものなので、ユーザーなら違和感なく扱えるが、背面のメニュー関連の操作もなかなかわかりやすく、1回覚えれば不自由を感じることはなさそうだ。

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