酔生夢死浪人日記

 日々、思いついたさまざまなことを気ままに綴っていく

紅白、能登半島地震、鈴本、箱根、将棋~年末年始の雑感あれこれ

2024-01-03 22:49:00 | 独り言
 大晦日から元日にかけ、知人とともに過ごした。基本的に紅白は見ないが、客の希望に応じチャンネルを合わせた。フルタイムで見た紅白は、俺にとって驚きだった。現役ロックファンは引退したが、情報はロッキン・オン&ジャパンのHPから得ている。国内勢の比重が大きいのだが、そこでプッシュされているアーティストの多くが紅白に出演していた。

 洋楽ロック派だった俺は1980年前後からロッキン・オンを毎号購入していた。〝同誌がプッシュするアーティスト〟を信頼してきたが、最近は〝どうして〟、〝何がいい〟、〝歌謡曲〟ってな感じだ。同誌が迎合して商業主義に漬かっているのか、それとも俺が尖り歪んだままなのか……。<ロック>にこだわりがない知人は華やかなショーを楽しんでいた。

 元日夕方、自宅でも揺れを感じた。はるか彼方、能登半島を震央とする令和6年能登半島地震は2日経っても余震が続き、甚大な被害をもたらした。元日の団欒は瞬時に失われ、現在まで60人以上が亡くなり、半数は火災が起きた輪島市だ。冥福を祈ると同時に、行方不明者の救出と、崩壊したライフラインの復旧を願っている。福島の悲劇を繰り返さないためにも、まずは福井県内の原発5基の稼働を停止してほしい。

 「相棒元日スペシャル」は釈然としない内容だったが、翌日に足を運んだ鈴本演芸場「新春爆笑特別興行」第3部は、地震被災者に思いを馳せながらの初笑いの場となった。富山市出身の柳家さん生は5時間立ちっぱなしで辛うじて間に合ったという。顔見世興行で演者たちは短い時間で下がったが、その中でも日頃鍛えた芸を濃縮して披露していた。楽しく充実した時間だった。

 箱根駅伝を見ながら、養護施設で暮らす母に思いを馳せていた。母は駅伝、とりわけ箱根駅伝に夢中になっていた。下馬評は〝駒沢1強〟で、青学の原監督は「駒沢は史上最強。2位を狙う」と公言していた。ところが青学圧勝で、自身の大会記録を2分以上も更新する。策士の原監督が計算ずくで泣いていたのか、望外の結果なのかわからないが、他の駅伝と箱根とは距離が大きく異なる。青学チームが箱根仕様で走り込んできたことは間違いない。

 俺が応援している将棋棋士は7日から始まる王将戦で藤井聡太八冠に挑戦する菅井竜也八段だ。女流なら磯谷祐維1級で、王将挑戦者決定リーグで記録係の席に座っていた目力の強い金髪ギャルである。LPSA(日本女子プロ将棋協会)所属で、師匠は独創的な棋風で知られる山崎隆之八段だ。その磯谷がニコニコ動画で放送されたYAMADA杯女流チャレンジ杯決勝(3日)で野原未蘭初段を破り、公式戦を初制覇して初段に昇段した。

 本局は野原が序盤から優位を築き、ニコ動にはAI評価値は表示されないものの野原圧勝で進んでいた。ところが30秒将棋で磯谷の捨て身の攻めが決まり、大逆転した。同年生まれの二人が切磋琢磨し、女流2強時代に割って入ってほしい。
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