Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

「同調圧力」との戦い

2011年01月09日 | Weblog
これからの教育改革における私の行動で、
最も大切になると思っているのが、
「同調圧力との戦い」です。
ちょっと大げさかもしれませんが…(笑)。

自分と考えの違うものに対して、
陰口を言って足を引っ張ったり、
嫌がらせをしたり、
いじめてみたり・・・。

こうした空気が学校にも蔓延しているし、
大人の世界(特に教育界)に蔓延していることで、
自分の考えを持ち、自分の言葉でそれを表現し、
生き生きと活躍している大人が日本には少ないのだということが、
はっきり、くっきりと見えてきたのです。

特に突出した能力がない人も、
突出した能力がある人も、
自分より上に出られると嫌なので、
陰に陽に(主として陰)足を引っ張ろうとする。

学校の教室でも、
本音で夢や志を語ろうとすると、
馬鹿にされたり、からかわれたり、
皮肉を言われたり、嫌味を言われたり、
ろくな事はない。

だからみんなは黙ってしまう。
そして、からかう側に回る。
心の底にもやもやとしたものを抱えたままで…。

それが、物言わぬ、
屈折した大人を大量に作ってきたのだと思います。

しかし、それでは、
グローバル化した社会を生き抜く人材は育たない。

今、私たちが作っている学舎は、
学校も学年も服装も言語もバラバラだし、
校則もなく、常に本質を問うことが最優先されます。

つまり、同調圧力がかかりにくい環境にあるのです。
そして、くだらない圧力や発言を絶対に許さない。
一方で、頑張った者を正当に評価し、
同時に、ユーモアや笑いをいつも大切にしていく。

だから、共に理想を追い求め続ける事ができる。
そうした空間が、子どもたちを伸ばしていく上では、
とても大切なのだと思います。

だからこそ、この場所は、
永久に変質させない様にしたいと思っていますし、
みんなが同調圧力の中で傷つき疲れ果てたとしても、
再び羽ばたいていくエネルギーを与えられるような、
そんな場所であり続けたいと願っています。


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