Vision&Education

木村貴志の徒然なるままの日記です。

母国語の大切さ

2024年05月30日 | Weblog

英語の重要性は確かにその通りですが、今、母国語の教育の重要性を痛感しています。相手を理解すること、思いやりの心を持つこと、気遣いをすること、敬意を払うこと、孝行をすること、こうした心の動きも、全て言語によって行われるものだからです。

何を思い、何を行動するのかは、言葉によって自分自身に指令されるものですから、言葉の豊かさ、言葉の細やかさ、言葉の強さ、そうした国語の力が、その人の人間の力となるのだと思います。

異なる意見は大切です。異なる意見の人とぶつかり合うことで、角が取れ、磨かれていくからです。しかし、そこにも人間としての敬意を払うという、最低限の考え方、つまり、言語の働きは必要です。

今のネット社会では、一方的に受信し、自分に心地良い言語空間に逃げ込むことも可能です。それでは偏った視点が肥大化されるだけです。解決の方法としては、複数人と様々な自然体験、社会体験をし、それを言語体験として自分の中に落とし込む、そんな体験活動が必要なのだろうと思います。

 

 

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