子どもが立派な大人に育つことほど、国の将来を明るいものにすることはありません。そのためには、大人がまずは立派であろうと努力しなければなりません。責任は大人にあるのですから。
子どもの心身の健康に影響することは、食事、運動、睡眠、読書、交友、などですが、この一つ一つをまともなものにすることが、いかに現代の日本においては困難なことか、一度立ち止まって考えるべきだと思います。
食事一つとっても「腐らないような食」が、まともな人間を育てるとは思えません。なぜなら、人間も自然の一部だからです。また、読書は精神の栄養です。古今東西の名作との出会いが、やはり人の心を育むのだと思います。本を読まずして立派な人間になれるとは思えません。
こうしたことの一つ一つを健全なものにしていくことが、如何に困難かを考えたとき、子どもたちの将来を暗澹たる思いで想像せざるを得ません。
しかし、だからこそ、より良い教育を目指します。