命を削って、全身全霊をかけて、伝えようとしたものは、必ず伝わるし、後世に残る。
・・・のであれば、いいなぁ。と思います。
実際には、そうでもないか。とも思います。(笑)
しかし、「愚公、山を移す」ということを信じようとする愚かな自分がいます。
「愚公、山を移す」という言葉は、次のようなお話からできた言葉です。
「愚公という老人が、交通の便をよくするために一族で自宅の前にある山を崩しはじめた。これを見た人が、その愚かさを笑ったのに対し、愚公は、子々孫々続ければいつかは成功すると答えた。その志に感じた天帝が一夜で山を移させたという。」
「涓滴岩をも穿つ」という言葉に近いかとも思います。
一滴のしずくは大したことないようだが、ぽとぽと落ち続けていると、やがて岩に穴をも空ける。というのです。つまり、努力を続ければ、困難なことでもなしとげられるというたとえです。
それがほんとかどうかは知る術もありません。
また、自分では努力していると信じていたことが、実は大した努力ではないこともあり得ます。
ほんとかどうかは、長い長い道を歩き切った後にしか、誰にもわからないことです。
途中で倒れるのかも知れません。
間違った道を選んでいるのかもしれません。
しかし、それでも私は歩き続けてみようと思います。