私も日々、食事を作ります。
仕事と食の関係をいつも思います。
その時に、北大路魯山人の言葉をよく思い返します。
「「人はその食するところのもの」と、ブリア・サヴァラン(『味覚の生理学』の著者)はいっている。その人の生活と、大きく考えれば人生に対する態度がうかがわれる。」
「人間は目をつけていると、急いで用事をするが、目をはなすと、さっそく怠けている。」
「どうしても料理を美味しくつくれない人種がある。私はその人種を知っている。その名を不精者という。」
「客になって料理を出されたら、よろこんでさっそくいただくがよろしい。遠慮しているうちに、もてなした人の心も、料理も冷めて、不味くなったものを食わねばならぬ。しかも、遠慮した奴にかぎって、食べ出せばたいがい大食いである。」
こうした言葉に私は全面的に賛成ですし、私自身、もっと食への意識を高め、料理の腕を磨きたいと思います。
まぁ、直ぐ食べずに、冷めて不味くなったものを食べる人が大食いかどうかは知りませんが・・・。(笑)
相手の心を大切にすること、最善を尽くすこと、加減とタイミングが大事であること、料理にはたくさんの人間性を磨くことのできる視点があると思います。もっと自分を磨き続けなければと思います。