つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

あけび短歌会 15

2019-01-17 | 短歌

 今年も高校の先輩の墨さんを通じて、歌誌「あけび」が送られてきました。今年度の表紙は、「蔵王」。昨年と一昨年は白馬村で、作者も変わりました。2017.2.13にその表紙をアップしています。

 下に挙げる歌は、昨年12月号に掲載された墨さんのものです。私もチュニジアに20年前に渡航していますので、どの作品にもあの時の旅を久しぶりに思い出すものばかりで、なつかしく拝見しました。下段の写真は、京都から帰宅した日に友人が届けてくれたもの。全部手作り。

遠き世にタイムスリップしたるかにチェニスの街のメディナ巡れば

見さくればオリーブ畑地平まで波打ちうねるチュニジアの野は

地中海渡れる風の爽やけしフェニキア人の集落の跡   (ケルクアン遺跡)

あの島もここだ港も遠き日にハンニバルらの眺めしままに

カルタゴの遺跡に佇み偲びたり滅びの時の惨劇のさま 

 

 

コメント (2)
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