つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

公民館短歌会 35

2008-09-19 | 短歌
 8月はお休みでしたので、昨日の短歌会はふた月ぶりでした。10/25に町文化祭がありますので、その作品も視野に入れました。
 今日の万葉は、還俗した弁基という僧侶の歌。西行は北面の武士から僧籍に入りましたが、この人はその逆で僧からまた俗界に戻りました。

亦打(まつち)山夕越え行きて庵崎の角田河原にひとりかも寝む 

ひとり寝、という言葉は万葉に多く使われています。妹(いも)つまり恋人か妻をさし、そういう人を意識して、ひとり寝という表現をします。女性を思う心が強いので還俗したのでしょうか。

今日の一首
爪をたて網戸開けてとせがむ猫交互に二匹安眠できず   Fさん

写真は某家の猫。前足のしぐさがかわいくて・・・Fさん宅の猫は、黒と白の二匹とか・・・
コメント (9)
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