つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

ウフィッツィ美術館

2008-09-01 | 海外旅行
 フィレンツェが含まれるコースを選んだのは、このウフィッツィ美術館に行くためでした。美術の教科書には必ず見られるボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」と、「春」が所蔵されています。ダヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノなどの巨匠の作品も多く、系統だてて展示してあります。世界で唯一の運ぶことの出来るミケランジェロの絵・洗礼ヨハネの小品もあります。
 最初はメディチ家の行政のため、1560年に宮殿が建設されました。ウフィッツィの意味は行政オフィス。芸術品を見ながら廊下を歩きたいということで、そこに美術品を飾り、これが画廊(ギャラリー)という言葉の発祥となりました。今もそこには彫刻作品や絵画が飾られています。
 その中にある王族の肖像画があり、その人と日本から信長の命令で渡航した4人の天正の少年使節が面会しました。大変なもてなしを受けたのはよいのですが、数年後帰国した頃には、信長は亡くなり、秀吉の時代になっていました。激しくキリスト教徒は弾圧され、中には非業な最期をとげる元使節もあり、いたましいことでした。秀吉より、キリスト教を受け入れた信長の方が器が大きかったと言えましょう。(下の写真は美術館内部。撮影禁止のためカタログより)
コメント (8)
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