つきみそう

平成元年に出版した処女歌集の名

望郷

2005-05-07 | 映画・TV・演劇
 NHKTV終戦60年企画「望郷」は久しぶりに見ごたえがありました。ソ連捕虜収容所で咲いたルーマニア人と日本人捕虜、渡辺氏の国境を越えた友情の実録ドラマでした。前半は俳優が演じ、56年ぶりの再会は実録ビデオという構成で、画面に引き込まれました。渡辺氏のロシア語、ドイツ語に精通されることに驚き、現実にこういう奇跡があるとは信じられないドラマでした。
 ソ連の抑留生活がどんなに悲惨であったかは、中学の時の恩師T先生からいつも聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。先生は授業中、シベリアの凍土に死体が積み上げられている様子などを黒板に描いて説明して下さり、50年ぶりにその話を思い出しました。
 日本人に辛くあたったあのソ連の兵士たちは、まさか将来自分が信ずる共産党が壊滅するとは思っていなかったでしょうね。収容所の壁にはレーニン像が掲げてあるのが写っていました。
コメント (4)
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