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絶対内定シリーズで幹部候補生。やはり、理系の発想が必要

未唯へ。いつもの「未唯が一番」のトートバックを『不都合な真実』「温暖化について、自分たちでできることはない。すでに手遅れだ」と書いた50円のトートバックを持って、豊田市駅前のスタバに行きました。

バリスタの女性から、「アル・ゴアですね」と話しかけられて、本の話になって、「お気に入りの本を紹介されてください」と言われました。その際に、12月22日の『枝廣淳子さんの講演会』ことを伝えたかったけど、カウンターでのやりとりだったので、中途半端になっていました。そこで、家に帰ってから、『不都合な真実』の裏に、『枝廣淳子さんの講演会』の紹介を書き足しました。

377.9スギ09『絶対内定』シリーズを立て続けに読んでいます。エントリーシート⇒面接⇒面接の質問⇒ビジュアルの構成になっています。

面接のなかに「アピールの法則」というものがありました。

法則としては、いい加減な学生を幹部候補生に見せるためのテクニックが述べられています。

 ・表面的な行動 ⇒ ①コンセプト(思い)のある行動、自分のコアに直結した行動
 ・受動的な行動 ⇒ ②能動的な行動
 ・1人でがんばる行動 ⇒ ③みんなを巻き込む行動
 ・メンバーの1人 ⇒ ④実質的なリーダー
 ・ただのまとめ役 ⇒ ⑤何らかのアイデアの発案者兼まとめ役
 ・単なる改善 ⇒ ⑥コンセプトレベルからの改善
 ・単発イベント ⇒ ⑦継続的な活動
 ・多くの人がやっていそうなこと ⇒ ⑧コンセプトがユニークなこと
 ・みんなと同じような工夫 ⇒ ⑨ユニークな工夫
 ・すんなりうまくいったこと ⇒ ⑩困難を乗り越えたこと
 ・今だけの改善 ⇒ ⑪後々まで影響する構造的変化
 ・そこそこレベル ⇒ ⑫突出したレベル
 ・サポートする立場 ⇒ ⑬当事者としての活動
 ・勉強系あるいは肉体系オンリー ⇒ ⑭勉強系と肉体系の両方
 ・マイナスから±O ⇒ ⑮結果としてプラスの話
 ・結果で語る ⇒ ⑯その過程でアピールする。過程と結果のバランスがとれた話

だから、この会社にはこんな連中しか来ないのか! リーダタイプとか影響力とか言っているが、中身は何もありません。存在を賭けて、改善したり、工夫したり、企画する勇気もなく、自分の実態を隠そうと虚構だけに生きている人ばかりです。
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母の行く末は? 家の行く末は?

未唯へ。おばあさんのところへ行っていますか。

母は、現在の老後擁護から有料老人ホームに替わることになったということで、「おばあさんち」へ10時半に行って、不動産屋さんに会うからと奥さんに通知されました。「おばあさんち」は歩いて5分だから、のんびりしていたら、「おばあさん」の所、つまり、豊田市駅の「老人保健施設」ということで、10分ぐらい遅刻。途中の『挙母祭』の山車が出ていて、警察が信号機をいじっていたので、遅れた理由にしたけど、隣で奥さんが妹にバラしていました。

母は躁鬱の躁の状態だったので、少し、先のことまで考えられたようです。ちゃんと契約書に自筆でサインできました。欝になる前に帰りました。

母の家は私の家と同じ町内にあります。この半年はだれも住んでいません。これを売却するための契約書が用意されていました。この家は私が高校生の時に建てられたもので、40年前ぐらいの平屋です。私は高校と大学の8年間(計算が合わないけど、1年間のフリー期間込み)いました。その後は会社の寮(同じ豊田市内)、結婚後は社宅⇒東富士の社宅⇒同じ町内の自宅です。だから、適当に寄るところという感覚が強いです。

東富士以降は、玄関でいつも思ったことがあります。私はどういう権利で、この家に勝手に入っていくのでしょう。自分の親の家とか、親という感覚があまりなかったので、「どこかの家」の感覚を感じていた。だけど、そのまま入っていくと、いつも同じ風景がありました。コタツに入り、壁に寄りかかった父親と、同じようにコタツに入って、横になって寝ている母親です。私のコタツに入っていく場所はテレビに一番近いところです。

そこで、会話するのでもなく、テレビを見たり、中日新聞を読んだり、持参した本を読んだりしていた。東富士の頃は「キリンレモン」を一瓶飲んでいました。私のために、ビンケースで買ってありました。コタツで寝て、2時間ぐらいで帰って行きました。

その家が本当に売れるのでしょうか? まあ、豊田市で元町工場に近いから、現在の景気であれば、土地は売れるのでしょう? 売れなくても、老人ホームのお金はあると妹と奥さんは言っていました。私以外の人たちはお金を持っているのですね。

2セットしか残っていなかった、グリーンジャンボを昨日、地下鉄のコンビニで買ってきました。当たるといいけど。
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映像コンテンツ調査からモーニング娘。、永作博美へ

未唯へ。永作博美って、知っていますか。この最近はあまりテレビに出てきませんね。だけど、来年公開の映画に出演するみたいです。題名は、「人のセックスを笑うな」という訳の分からないものです。

ポータルの操作法の映像を作りたいということで、検討を開始しています。現在の方法で作ると、ちょっとした映像でも300万円ぐらいになってしまいます。インターネットでの映像をYahoo!動画で調べてみました。そしたら、『モーニング娘。』の無料視聴が可能になっています。「モーニングコーヒー」「ふるさと」から、2007年の映像までを12月までオープンしています。

なつかしいですね。こう見えても、モーニング娘。はオーディションの時からの経緯もすべて知っています。何しろ、1988年ごろのオーディション番組のASAYANは欠かさずに見ると同時に、録画していました。録画したものから、画像のクリップをしていました。

1995年の「さんかくはあと」で永作博美のファンになっていました。1970年生まれで、その当時25歳の永作が女子高生の役をしていました。全然違和感なしです。マイナス7歳です。その永作がナイナイと一緒にASAYANの司会をやっていたので、彼女のクリップを行っていました。
モーニング娘。に続いて、「永作」で映像検索したら、「りぼん」当時にバラエティ番組に出ている映像もありました。私が知らない時の彼女です。

次に、Googleで映像検索したら、来年1月に上映する「人のセックスを笑うな」の記者会見と、その番組のサイトが見つかった。http://www.hitoseku.com/ 永作は39歳の役で、19歳の美術大学の学生を相手にします。現在は37歳(もう、そんな年ですか! 素敵な年ですね。お酒を飲んでいる隣で、見ていたい)だから、プラス2歳です。サイトの中には予告編とか記者会見とか入っています。まだまだcoming soonになっている部分も多いけど。



ということで、インターネットでの映像の世界はドンドン、個人の世界に広がっています。イントラネットの世界のコンテンツはかなり遅れてしまっている。サファイアを販売店ネットワークで企画したのは、インターネットのようなグローバルな世界との接点を作るためです。個人的趣味と仕事での企画を一緒にさせていきます。
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昼休みに泣きながら本を読んでいた その2

(続く)

  そこでお願いです。次の三つの方法があります。

  一二歳までの子供が英語を勉強するのにふさわしい本を送る。送り先はオーストラリアかアメリカ(母さん、父さん、ありがとう!)へ。

  子供が大きくなって、いらなくなった本がありそうな友だちや親戚に、このメールを転送する。読み古した『おやすみなさいおつきさま』や『ホップ・オン・ポップ』をネパールに送れば、勉強熱心な子供たちが何十回も読むでしょう。

  封筒に五ドルか一〇ドル札を同封して送る。僕が書店やオンラインの安売り店(一〇冊で一ドル)で本を買います。買った本の明細を、それぞれの方に報告します。

  ネパールに送る送料や手数料は、すべて僕が負担します。子供のころのエネルギーと創造力と、知識への渇望を思い出してください。ネパールの子供左右を助けるために、ささやかなことをしましょう。友だちにも声をかけて! だれだって人生で何かを変えたいと思っている。そのチャンスです。みなさんにとっては小さなことでも、貧困と故郷の孤立ゆえに教育を受けられない子供たちにとっては、大きな変化を起こせるのです。

  最悪の選択肢は、何もしないこと。

  あらかじめお礼を言っておきます。カトマンズから感謝をこめて ジョン

メールは以上です。ここから始まった活動が、百万冊の本と2千の図書館建設につながっています。ルーム・トゥ・リードの活動については、http://www.roomtoread.org に記載されています。

冷静に考えると、これはAGから直接にTLに働きかけて成功したケースです。カーネギーが2000の図書館を作り出したのと同じやり方です。

ジョンの考え方はマイクロソフトの「おおきなことを言いなさい」「まずは、構想をぶちあげること。そうすれば事実がついてくる」という教訓で行動して、今のところはうまくいっている。

ミンダナオ島の「つなみ」のときはAGからの働きで、現地のALが動き出して、それにTLが引きずられて来てしまった。こんなやり方もあるのです。

それにしても、『図書館』という言葉に私は弱いですね。自分が図書館から得た思いを、他の人に図書館で返すという循環は、この世界では上質なサイクルですね。アメリカの『公共』図書館もこの循環の上にあります。
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昼休みに泣きながら本を読んでいた その1

未唯へ。泣きながら、本を読んだことはありますか? 本は『マイクロソフトでは出会えなかった天職』372.25ウツです。図書館のNPOを立ち上げたジョンの現在進行中の物語です。

昼休みに部長席隣の机で読んでいたけど、泣けて泣けてしょうがなかった。本で顔を隠して読みつづけました。

次のメールから国際的なNPOが始まった。アメリカ人は本当に不思議ですね。個人の思いがちゃんと届くのだから。

 [件名]ネパールに本を--協力してください

  みなさんへ

  おめでとう。あなたはジョン・ウッドの思いつきに参加する資格を得ました。いつも旅の途中から報告する長ったらしい話と違って、今回は手短に。

  ネパールに来てヒマラヤをトレッキングしていた僕は、地元の学校に案内されました。小さな山小屋で夕食をとっているとき、ラムジュン郡
  ネパールは世界でもとりわけ美しい国です。そして、とりわけ貧しい国でもある。国土の大半が山で、人も住めないような土地で暮らすのは大変なことです。標高三五〇〇メートルでは作物はほとんど育たず、標高五〇〇〇メートルでは何も実りません。貧困の基準(国民一人当たりのGNPが四〇〇ドル。これは単なる数字にすぎない!)ことしては、たとえば地元の家族が経営する小屋は一泊ニドルです。

  学校の物資が足りないことは、悲しいことです。僕がボロボロになったシドニーのポストカードを見せると、学校の世界地図を補うためにもらいたいと言われました。彼らの地図は教室の飾リにしかなりません。その学校は地元でいちばん大きいのですが、「図書館」には本が二〇冊足らずしかなく、それもバックハッカーが置いていった本ばかり。一~八年生の四五〇人が読めるような代物ではありません。みなさんが子供のころや、みなさんの子供に、もし本がなかったとしたら? 人生にとでつもない影響を及ぼすことでしょう。

  そうなんです。だから協力してください! パシュパティと校長に「いちばん必要なものは?」と訊いたら、子供の身長に合った机と、本だと言われました。僕は机をいくつか買えるお金を寄付しました。そして、子供たちが生涯、本を好きになれるようなすばらしい図書館をつくるために、本を持ってふたたび学校に戻ってくると約束したのです。

(続く) 1000文字の制約に従って
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この会社が救えなくても、日本が救えればいい。日本が救えなくても、自分が救えればいい

未唯へ。今の感覚は表題のとおりです。これは若エヴァンゲリオンの影響を受けているかもないけど、かなりの限界を感じています。今のままでいいと思っている人に囲まれています。

日本の活性化も同レベルかもしれません。そうなると、当初の予定通り、自分の中での解決にしておきましょう。その上で、方向はつけましょう

会社を変えるための知恵は出したけど、それを受けてやるところが、この会社にはなくて、販売店に「知恵を出させる」ことへの抵抗感だけが表出してきました。

室長はコンセプトを否定しました。本当にマーケティングにコンセプトが必要ないのか。数千箇所に展開するのに、コンセプトなしにできるのか。それで、この会社の未来をなくしたいのか。それが昔からの人間を大切にしてきたという、この会社のマネジメントなのか。

本当に疑問だらけです。そこで「知恵を生かす」ことを少しまとめてみました。

サファイアで狙ったのは、販売店というローカルだけの効率化の世界に対して、グローバルの仕掛けを使い切ることで、全体最適化とスピードアップを図ろうとするものです。

 ①サファイアは知恵を前提としている
  ローカルがグローバルを使い切ることで大きな成果が期待できる。ここでのグローバルとは農業、クルマ、ITなどのさまざまな外の世界をさしている。
  今までは、グローバルに、使われていた人に対しては、グローバルを使いこなすという発想の転換が必要です。

 ②知恵を使わないとどうなるか
  グローバルからは待っても何もこない。来ても強制のみです。そうなると、グローバルの代表であるインターネットも自分たちの道具ではなくなります
  我々は知恵を使えるように、使うためのシナリオとサンプルは渡します

 ③知恵を使うことで、未来が見えてきます
  自分がやりたいものが見える。グローバルを味方にして、その先にいるお客様の要求に応えることができる
  自分たちが欲しい機能がわかり、それをグローバルに要求できます

お客様とのコミュニケーションの中核とするために、「知恵を使う」訓練をしましょう。

我々が扱っている商品は、完全に右肩下がりになっています。需要、購買層、環境問題から見ても増えることはありません。お客様とのコミュニケーションしか道がないと思っています。
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失われた3ヶ月。さらに2ヶ月もムダにするの!

未唯へ。Sa-ライブラリの詳細設計が3ヶ月かかって終わりました。担当したネットワーク会社のレベルは本当に堪りません。肝心なことはほとんど手付かずです。システム企画する人間なら、当然興味があるテーマなのに、単に時間とお金をかけただけです。

このネットワーク会社の実力は今回の詳細設計での作成物で十分に分かりました。彼らは電算部しか見ていないし、泥臭い仕事はやれっこない。当てにならないものは当てにしない。何が足りないのでしょう。それは未来への思いです。

昨日の室長との会話で、私の発想はつくづくトポロジーだということを再確認しました。あわせて、名古屋で足りないのは、このトポロジーの発想だということを痛感し、このままいくと、この会社に未来はないということが分かりました。

アインシュタインの相対性原理の前にリーマンはその数学的なロジックを全て用意してあったことに思いを馳せます。トポロジーはニュートン・デカルト以来の次元の考え方の限界を超えました。次元という考え方は空間を上から見る方法です。イメージとしては飛行機から地上の座標を見ることです。個人的にはペテルスブルグに着陸する時に見た風景みたいなものです。

それに比べて、トポロジーは空間の個々の点とその近傍から発想していきます。それをつなげていきます。ペテルスブルグでいけば、夏の離宮に行くときにあったナチの侵略ライン(ここまで、侵略されたが、我々は防衛した!)から見たペテルスブルグの街みたいなもので、地形を区切っていきます。

次元とトポロジーでは発想がまるで違います。今こそ、ポータルの展開に当たっては、グローバルからの発想していく次元ではなく、ローカルから答えを作っていくトポロジーの発想が必要だということが、まるで伝わりません。リーマンのように答は抽象的に作られているのだから、後はそこに当てはめるだけです。

そんな単純なことが分からずに、「分かるまで伝える」ということを繰り返していても、グローバル⇒ローカルでしか考えない人には分かるはずがありません。根底から自分の存在を考えない限り、簡単な「答え」には達しません。

あのネットワーク会社は人を変えないと、ろくなものにはなりません。楽しいものを自分で企画をしていきます。

定時後に、おしゃべりとケーキでストレス発散。やはり歩かないと!
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考えるための体制つくり

未唯へ。サーティワンのバラエティパック6コ入を買って帰れるのは遅くなりそうです。私以外の3人で決めたものを安請け合いをしました。今週は東名高速工事のために、最も早いバスで20時に名古屋発です。21時までにアピタ店にたどり着けません。

「未唯への手紙」のパワーポイントの更新が8月19日で止まっています。早くも2ヶ月が経とうとしています。土日とか出張の時に反映しようと思っているけど、あまりにも膨大な思考が必要なので、後回しにしてきました。

今、思考の邪魔をしているのは、自分の中の怠惰な心です。せっかく、持続型の循環が見えてきたのだから、それをまとめあげたい。ブログでは、その時の思いは表現できるけど、まとめたものを的確に述べることができません。名古屋には論理が必要なのに、それを一言で言えません。

怠惰な心のために逃げ込んでいるのは、読書とDSゲームとスタバです。

読書については冊数を少なくすることは考えられないので、読むバランスと時間を変更します。週28冊の内、土日に16冊にして、月~木曜日は2冊、金曜日は4冊にします。現在でも土日の午後は読書に当てているので、更にイベントなどに出かけることが減りますね。

実は読書だけでなく、OCRに時間が取られています。多い時には章まるごとで50ページくらいをテキスト化しているけど、ポイントを絞って、20ページぐらいに押さえると同時に、そのテキストをケータイに入れて、通勤バスなどで読むことにします。

DSゲームはDr.マリオはきりがないので、中止して、「もっとえいご漬け」に絞ります。そのためには、奥さん用のDSを年末に買わないといけない! それまではパソコンのゲームで我慢するでしょう。あの人は!

スタバでの読書は止めて、「未唯への手紙」チェックの時間にします。パワーポイントの「未唯への手紙」はケータイに入れ、それを見ながら、ノートで考えましょう。ポイントはいかに、自分を軽くしておくかです。そうしないと、字面だけ追って、本質にたどり着けない。全ての答えは自分の中にある! その覚悟がどうできるかです。

ついでに、歩くこととお金を使わないことにしていきましょう。この監視は「もう一人の私」が行います。そこで貯めたお金で、一緒にフィンランド・リトアニアの旅に出かけましょう。いつの日か!
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「環境問題を経済学から捉える」

未唯へ。「使える数学」という題名などで、それらしい新刊本が出されているが、ほとんどが学校での算数と数学の焼き直しです。

トポロジストとしては、数学的思考は現実のものであり、環境問題を考えるには欠かせないものを思っています。ローカルとグローバルでの循環とかスパイラルというのは、本来は空間論から出てきている概念です。

数学のすごさを皆に説明したくて、本を探しています。本当は私が書けばいいのですが。金曜日に借りた本に、その候補がありました。『数学で考える』410コジです。その中で、「環境問題を経済学から捉える」という章があります。

「リサイクルというのは、「希少な資源を有効に利用する」ことだから、一見すると社会をより豊かにすることのように思われがちだ。その証拠に、「もったいない」という日本語特有の表現が世界から注目を浴びたことも記憶に新しい。しかし、よくよく考えるとこれは全然自明なことではないのだ。」

「多くの市民は、自分のリサイクルが自分の所得を減らすとは考えていない。経済というのが究極的には物々交換に他ならないから、それは当然です。環境問題を解決する政策を実施する場合には、常に、このような社会不安を回避する方策を対にしなければならないのである。」

「これまでの経済学は、商品が取引される「市場」だけ注目し、生産と消費の関係を分析してきた。高度に発達した経済社会では、市場の外側にも経済のメカニズムが働きうる。それは、「情報の伝播」という形式で働くのである。」

「消費者は、自分たちの環境志向を、購買行動によってシグナルとして企業に発することができる。また、そのシグナルを受け取った企業は、環境配慮型の生産を広報することによって、自社の生産についてのシグナルを消費者に返すことが可能である。このような、市場外、価格外のシグナルの応酬が地球環境を改善する力を持ちうるのである。」

「今後、このようなシグナリングの効果によって、環境は劇的に改善される可能性がある。これは大変明るい未来像である。」

私からすると、まだまだ環境と経済の問題を追い詰めてないけど、ローカルに対して、グローバル、そして循環が現れてきただけでも、持続可能な循環のマトリックスに近づいてきたと思います。これを本格的な数学ロジックに落とすのは私の役割かもしれません。
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豊田市は日本のカリカチュアライズした地域

未唯へ。あなたは静岡県の裾野市生まれで、小学2年生から豊田市ですね。

『実測!ニッポンの地域力』601.1モタの「西三河--更地が激増する日本一豊かな工業地帯」で市民レベルで所得が消費につながっていないことの危険性を指摘していました。

「モノづくりの王者・トヨタ自動車グループのお膝元「西三河」こそ、最も好景気に沸いているのではないか。工業出荷額の水準が非常に高く、しかも増加傾向にある。産業の活況で人口の転入超過が続いており、若者が多いので出生の水準も沖縄と同等に高い。総じて人口の増加率では全国屈指だ。」

「人体にたとえれば、栄養(=所得)を摂取し蓄積する消化器系(=製造業)は元気そのものなのだが、運動量・代謝量(=消費)が少なく、栄養は皮下脂肪(=貯蓄)になるのみで、骨や肉になっていない(=地域内に投資されていない)のだ。」

「西三河では、マクロ経済学の描く「産業の活況→消費の活性化→都市開発投資の活発化→貯蓄の固定資産化」といった流れが切断されてしまっている。皆が足元のフローだけに頼っている社会なのだ。膨大な経常収支黒字を持て余し有効に国内投資できていない日本経済を、カリカチュアライズした地域と言ってもよい。」

「この現象の大先輩格は、財政破綻した夕張市だろう。石炭産業が空前の繁栄にあった時代にも、民生部門のストックに投資を回せず、低規格住宅が広大な既開発地に散在する都市構造を形成してしまった。産業を失ったとたんに夕張になってしまうような町をこれ以上増やさないためにも、まずは事実の直視が必要だ。」

そこで考えたのが、豊田市が日本経済をカリカチャライズしたものであれば、「豊田市が変われば、日本が変わる」ことも可能だということです。

教育行政審議会、生涯学習審議会、図書館協議会の公募委員を経験してきたけど、豊田市役所には日本に先駆けて、やっていくという意識が欠けている。目立つことよりも、自分たちが幸せな部分をいかに守っていくかに終始している。豊田市中央図書館にしても、エコットにしても、豊田市ならではのものです。どんどん、市民にアピールして、豊田市自体を変えていけばいいのです。

消費者が主でなく、生活者が主になっている日本のモデルを作り上げることで、豊田市を夕張にしないで、市民参画の中から作り上げて行きたい。
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