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豊田市は日本のカリカチュアライズした地域

未唯へ。あなたは静岡県の裾野市生まれで、小学2年生から豊田市ですね。

『実測!ニッポンの地域力』601.1モタの「西三河--更地が激増する日本一豊かな工業地帯」で市民レベルで所得が消費につながっていないことの危険性を指摘していました。

「モノづくりの王者・トヨタ自動車グループのお膝元「西三河」こそ、最も好景気に沸いているのではないか。工業出荷額の水準が非常に高く、しかも増加傾向にある。産業の活況で人口の転入超過が続いており、若者が多いので出生の水準も沖縄と同等に高い。総じて人口の増加率では全国屈指だ。」

「人体にたとえれば、栄養(=所得)を摂取し蓄積する消化器系(=製造業)は元気そのものなのだが、運動量・代謝量(=消費)が少なく、栄養は皮下脂肪(=貯蓄)になるのみで、骨や肉になっていない(=地域内に投資されていない)のだ。」

「西三河では、マクロ経済学の描く「産業の活況→消費の活性化→都市開発投資の活発化→貯蓄の固定資産化」といった流れが切断されてしまっている。皆が足元のフローだけに頼っている社会なのだ。膨大な経常収支黒字を持て余し有効に国内投資できていない日本経済を、カリカチュアライズした地域と言ってもよい。」

「この現象の大先輩格は、財政破綻した夕張市だろう。石炭産業が空前の繁栄にあった時代にも、民生部門のストックに投資を回せず、低規格住宅が広大な既開発地に散在する都市構造を形成してしまった。産業を失ったとたんに夕張になってしまうような町をこれ以上増やさないためにも、まずは事実の直視が必要だ。」

そこで考えたのが、豊田市が日本経済をカリカチャライズしたものであれば、「豊田市が変われば、日本が変わる」ことも可能だということです。

教育行政審議会、生涯学習審議会、図書館協議会の公募委員を経験してきたけど、豊田市役所には日本に先駆けて、やっていくという意識が欠けている。目立つことよりも、自分たちが幸せな部分をいかに守っていくかに終始している。豊田市中央図書館にしても、エコットにしても、豊田市ならではのものです。どんどん、市民にアピールして、豊田市自体を変えていけばいいのです。

消費者が主でなく、生活者が主になっている日本のモデルを作り上げることで、豊田市を夕張にしないで、市民参画の中から作り上げて行きたい。
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