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【コラム】アリゾナ州サンシティ

地域のシェア例 3.8.1.3 シェアする世界

大都市圏、地方圏ともに住民の高齢化に悩む日本だが、世界には住民の平均年齢は70歳以上、19歳未満の子供は「住むことを禁止する」という街もある。もちろん老人ホームではない。常住人口3万5千人のれっきとした街である。街の名前はサンシティ・アリゾナといい,概ね50歳代後半以降の、現役から引退した人たちが集中して居住するリタイアメント・コミュニティ(以下、RC)のひとつである。

アメリカ合衆国には気候の温暖な地域に退職者が集住することによって自然発生的に形成されたRCのほか、民間企業によって開発・分譲されたRCが数多く存在する。サンシティ・アリゾナはその元祖である。

サンシティ・アリゾナはシティ=市と称しているものの,厳密には行政上の市ではない。改正優良住宅法に基づく非行政コミュニティで、マリコーパ郡に直属する、いわば自治コミュニティである。住民に身近な自治体である市が存在しないため、一般に行政サービスとして提供されるサービスの多くを住民自らが実施している。

たとえば、警察については住民ボランティアが自警団を組織し、マリコーパ郡警察を補完して定時巡回パトロールや緊急時の交通整理を行うほか、自前の無線設備を利用した緊急通報サービスなども提供している。自警団とはいえ、郡警察で研修を受けた170人の「制服警官」が交代で24時間体制の勤務を行っており、15台のフル装備パトカーと2階建ての立派なオフィスビルまで所有している。驚くべきはその財源で、政府からの補助は一切受けておらず、すべて住民の寄付によって賄われている。

また、ごみの収集は業者に委託しているが、収集車の後について道路を清掃するのは、住民のボランティア組織であるプライズ(PRIDES;Proud Residents of Donating Essential Services)のメンバーである。彼らはほかに公園の清掃や街路樹の剪定、スプリンクラーのメンテナンスなども行っている。

さらに,サンシティ・アリゾナには11か所のゴルフ場と7つのレクリエーションセンター(7つすべてにスイミングプールが整備されているほか、ボーリング場,テニスコート,フィットネスジムなどのスポーツ施設と、陶芸、絵画、木工などの美術・工芸施設が多彩に組み合わせされている)が立地している。その経営・管理を行っているのは、全住民を会員とする「レクリエーションセンターズオブ サンシティ」というNPO団体である。住民は利用者として楽しむだけでなく、自ら経営し、スタッフとして(有償で)働き、ボランティアとして(無償で)支えているのである。

とはいえ、世界史の見方にはいくつかのある定まった切り口があるというのも事実です。それにしても、サンシティの高齢者たちはなぜ、ここまでがんばるのだろうか。ひとつには経済的なメリットかおる。市税が不要であるため、固定資産税については、隣接するフェニックス市の14.4%に対して13.2%と低く、消費税も市税分1.8%が徴収されずに済み、1世帯当たり年間数十万円のコストが節約できる。

だが、行政サービスをあてにせず、必要なサービスを自分たちで確保し続けることは容易なことではない。実際、非行政コミュニティとして出発したものの、自主的な運営が立ちいかなくなり、市に「昇格」するRCもある。老いても独立心が旺盛なアメリカ人にとって、自分たちの手でコミュニティを守ることへの誇りも大きな意味を持っているのだろう。

ところで、サンシティ・アリゾナを訪ねてみると、若い人の姿を見かけることが少なくない。聞けば、祖父母を訪ねて休暇を過ごしにやってくる子どもや孫が多いそうである。タダのように安い料金でオリンピックサイズの美しいプールやフルレングスのゴルフ場を利用できるとあって、喜んで遊びに来るらしい。
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未唯空間の社会編の「破」を仕事編につなげる

未唯へ。昨日は9時過ぎに寝ました。起きたのは5時です。パートナーを傷つけた夢を見ていた。

未唯空間社会編 3.4.3 サファイア事務局 

 未唯空間の社会編の「破」をやっているけど、なかなか見えてこない。

 社会といっても、エコットの環境問題を主にやってきただけです、範囲が狭かった。第4章でやっと、大きな概念の「サファイア事務局」とか「グランドセオリー」が出てきます。ちょっと、飛び過ぎています。社会の範囲は広すぎるので、第4章までと、第5章からではかなり、違ってきています。何しろ、第5・6章は将来編です。

ブログの未唯空間の反映 7.5.2.4 未唯空間

 次のステップでブログの未唯空間への反映を考えています。文節単位だと見出しがつきません。ブログの表現の仕方を100文字以上のロット単位にしましょう。ロットの横に番号を参考を書きます。

 3月分でロットになるのか、その時はどんなイメージなのかを確かめましょう。織り込むことを事前に考えましょう。明日は、朝からこれにしましょう。ただし、社会編の後半をやらないといけない。

マスコミの勝手な発言 3.8.2.2 変質するマスコミ

 環境問題にしても、どういう社会にしていけばいいのかを真剣に考えていく時です。今のマスコミは勝手に発言しています。何も決まっていないことを、皆で決めていないことを、あたかも、決まったことを「がんばれ!日本」みたいなことを言っています。そんなものは誰が決めたんですか。頑張って、どうするんですか。どういう社会にしていくのか。元の社会ではだめだということは分かったはずです。

 個別の問題だけで復興しても、その社会が環境に対して、どう働くのか。今回でも、環境に悪いことばかりを行っています。日本の財政赤字も政治にしても、何かすっ飛ばして、あんた達が頑張らないと!

 元々、頑張るとは何ですか。何を押し付けようとしているのか。環境でも、結局、個人に押し付けておしまいになっています。パナソニックはそれに悪乗りして、「エコ」商品を売りつけようとしています。そんなものは、環境からすると買わないほうが良いに決まっています。作ることだけで循環させるという社会を前提にしています。

コミュニティを維持する力 3.8.3.4 地域社会

 社会の第1~4章の中に、コラボレーション・ライブラリが出てこなかったのは、エコットしかしていなかったからです。社会全般を対象にすると、コラボレーションとライブラリはキーです。なぜ、前は出て来ないのか。コラボレーションとライブラリをどう使っていくのか。第1~4章で事務局が出ています。コミュニティは既存組織の中に縫って入れないといけない。これはトポロジーです。

 新しいコミュニティを作ろうとすると、宗教団体になってしまいます。その中で、コラボレーションだけで宗教を維持するのは難しい。その意味では、市民・企業・行政をNPOで組み合わせることです。企業を変えていくことが前提です。5年前の構想を社会の方に入れ込みましょう。

 コラボレーションの中で、一番重要なのは人との関係。そのために、ライブラリが提供です。それをどこが提供するかです。コンテンツまで含めているのは、行政と企業です。それとNPOを主体として作り出す、事務局ベースのものがあります。そして、SNSみたいな自己組織化したものがあります。全て、ネットワーク上で成り立ちます。

 今のように、マスコミが主体となっては動けません。彼らは答を先に決めています。儲かるかどうかです。その意味では、新しいマスコミを作っていくことかもしれません。そして、マスコミ自体を変えていく。企業についても同じです。新しいものを作り上げて、企業自体を変質させていく.

市民・企業・行政をつなぐ 5.7.1.3 お客様からの要望

 だから、販売店店舗はその対象にすぐになりえます。「販売店要望」は先行きが見えていなくて、難しかったかもしれません。メーカーのプロジェクトでやろうとしたから、やろうとすれば、やれないことはない。前室長のようなインタープリターがいれば、動き出します。幸い、「いい町・いい社会」のコンセプトは人質です。社会編ではなく、仕事編で、その三つをつなぎあわせます。その結果として、店舗でのコラボレーションが必要だという証明に変えます。5月に計画書にします。
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