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千代田区立図書館見聞録

未唯へ。昨日は7時過ぎに東京を出たので、家に着いたのは11時過ぎ。寝たのは12時を超えていた。起きたのは、5時半でした。折角、3時起きで来たのに残念。そsれにしても眠たい。、

久しぶりの図書館研究です。対象はビジネス支援で有名な千代田区立図書館です。40分ぐらいしか居なかったけど、本当に興味深い図書館です。それと自分自身の図書館の感性にも驚いています。

千代田区図書館の本の背ラベルを見ただけで、プロの仕事がわかった。それで市民が幸せになれるとは限らないけど。 何しろ、本が素直に立っている本を見たのは、もしかすると初めてかもしれません。

ふつうの図書館でも本屋でも、同一面積に多く入れる為に、本を無理やり入れたり、仕切り板で押し付けます。これが常識です。千代田はそのままの姿で本を立たせます。だから、本がそのままの状態です。自然農法を感じます。

本を置く人にも、探す人にも、専門性を要求しています。本にはNDCのコードしかありません。同一番号の中でどのように並べているかを図書館コンシェルジュに確認したら、分類ごとに作者名順、書名順にしているそうです。これはプロでないと並べるのは無理です。ジャンルによっては、NDC順を変えているそうです。当然、読む人も同じレベルの知識が必要です。

お茶の精神にも似ている、ある意味では日本的なやり方です。その内、「図書館道」を目ざすのでしょうか。除籍本も年代ではなく、重要度で決めているそうです。文化地域の千代田区であり、周りに神保町の古本屋、大型本屋があるので成り立つのでしょう。図書館コンシェルジュがいるので、初心者には「図書館ツアー」を実施しているし、何でも相談にのる体制を取っています。

レイアウトも円形を取り入れているし、椅子もさまざまなモノを用意しています。何となく、ヘルシンキの図書館を思い出します。思いがけないところに椅子があるのは、「渋谷」風ですね。

残念なのは、あまりにもビジネス支援図書館を目指したために、「子どもルーム」が悲惨です。昼過ぎに行ったけど、子どもは見当たりません。同様の発想で、新刊書が借りたいのであれば、市川市立図書館あたりに行ったらいかがですか、とコンシェルジュに切り返された。区立図書館としての機能が欠けています。

全然、すしが回っていません。スシローもダメですね。
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