使徒の働き 4章23−37節
運転免許証を忘れたので、市内は歩いての移動になるのですが、たくさんの発見があります。かつては営業していた商店の看板にも興味が湧きます。すでにないメーカーの看板が堂々と置かれているのを見ると、懐かしさとともに寂しさも覚えます。
権力者たちに脅されたが、それに屈することなかったとの報告を聞いた教会は祈りました。ここで、ルカは彼らが心を一つにして神に向かって声を上げたと書いています。何事かが起こった時、教会は、キリスト者は祈るのです。困り切って意気消沈しそうなときも、事が良い方向に動いたときも祈ります。
祈りの中で彼らは、ペテロたちが体験したことをみことばに照らして理解しています。自分たちは強く、脅した人々は弱いという理解ではありません。神は力のあるお方で脅した人々がどんなに大きな権威を持っていたとしても、その比ではないとして祈っていることに目が留まります。
そして、きょうの「みことばの光」が書いていますが、彼らは「神様、今私たちは脅されています。脅す彼らから守ってください」とではなく、「大胆にみことばを語らせてください。みわざを行ってください」と祈っています。心がくじけそうになることは日常のこと。しかし、そのような中でも、イエスが自分に与えられた使命を決して忘れることなく、その務めを行なわせてくださいと祈るそれは、とてもすがすがしいものだと読みました。