使徒の働き 4章13−22節
坂のある町を上り下りしました。現在住んでいる町も、長く住んできた町も坂はありませんでしたので、とても新鮮に思いました。でも息が上がりかけもしました。毎日歩いていたら、足腰が丈夫になることでしょう。谷間を鉄道が通り、駅があります。走る電車を下に見るのもよかったですね。
並み居る権力者たちの前に、ペテロたちは立たされ、脅されます。けれども彼らはそれに屈することなく、大胆に振る舞いました。
ここには権力を持つ人々が何を恐れているのかを垣間見ることができます。人々が自分たちをどのように評価するか、自分たちは回りからどのように見られているのかということです。人々の前に自分たちが力を持っていることを示そうとして、ペテロたちを脅すのです。21節の「人々の手前」ということばが心に残ります。
他方この時のペテロたちには、そのような恐れはありません。彼らは権力者たちに媚びることなく、常に堂々としています。そしてそれがさらに、権力者たちをおびえさせているのです。ですから、ペテロたちは結果として釈放されてしまいました。「脅せば言うことを聞く」ということは今に至るまで続いています。脅されてしおれてしまうので、力ある人々は安泰でいられるのです。
私たちは誰を、何を恐れて生きているのかとの問いをここから受けているようにと読みました。