ガラテヤ人への手紙 2章1−10節
外を歩くと初夏の天候。夏至まではまだまだ日が伸びるので、10時すぎてもまだ暗くはなりません。サクランボや苺がたくさん売られています。
1節は、使徒の働き15章に記されている「エルサレム会議」と重なります。会議は、ユダヤ人クリスチャンの中に、「モーセの慣習にしたがって割礼を受けなければ…救われない」と異邦人クリスチャンに教える者たちがいることがきっかけで、開催されました。
異邦人に福音を宣べ伝えていたパウロたちは、この会議で異邦人が福音のことばを信じて救われて聖霊を賜わったことを証しし、異邦人に割礼を強いないようにと訴えました。そして会議は、異邦人に重荷を負わせない、すなわち割礼を強いないと決議されました。
2章の前半で、パウロはさまざまな人々の名前を挙げています。バルナバはパウロとともに異邦人に福音を伝え、異邦人が救われるのを目撃しました。テトスは異邦人(ギリシア人)で割礼を受けていません。主イエスの兄弟ヤコブはエルサレム教会の指導者、ケファとは使徒ペテロのこと、そして使徒ヨハネです。
ペテロはユダヤ人への使徒、そしてパウロは異邦人への使徒として主が用いておられることを確認したということばに目が留まります。福音はあらゆる人々に届けられなければならないこと、なぜならば人はだれもがイエス・キリストの福音のみによって救われるからです。
この事実は、今なお変わることがありません。