みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

離れることはない

2019年01月18日 | 出エジプト記

出エジプト記 13章

 昨晩は、フランクフルトにある自由教会の「祈りの週」の一環として、東アジア祈祷会が中心部の教会でもたれました。東アジアというのは、中国と韓国、そして日本です。圧倒的多数は韓国の方々、ドイツ語、韓国語、中国語、日本語、そして英語が行き交う、国際祈祷会でした。日本のため、日本語教会のためにたくさんの方々に祈っていただいたのは、心強いことでした。

 本章は、イスラエルの民がエジプトを脱出することについてのいくつかのことが記されています。その中に、「近道であっても、ペリシテ人の地への道には導かれなかった」ということばに目が留まります。主はエジプトを出た彼らを回り道させられたのです。それは近道をたどるならば、ペリシテ人が彼らの行く手を遮るのが目に見えていました。すると彼らは、激しい戦いに遭遇して、エジプトに戻ることになると主はご存じだったのです。そこで彼らは、荒野の道へと向かわされたのです。

 ここに、すべてをご存じの方がイスラエルの民を配慮しておられるのを見ることができます。多くの人は近道を選びたくなります。けれども、なぜか遠回りをさせられるようなことが起こります。つぶやきたくなるときに、神がこのような道へと自分を導かれたのだと受け止めることができるようにと願うのです。

 もう一つは、昼は雲の柱、夜は火の柱が彼らの前を進んだということ。22節に「民の前から離れることはなかった」とあります。民が荒野の旅で迷うことがないようにと、特別の恵みを彼らに賜わったのです。さて、自分にとっての雲の柱、火の柱とは何だろうかと、立ち止ります。


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